俺の存在 ~ Ryota.K ~

#14 ページ15

龍友 side



涼太の病院に行こうとしたら 亜嵐くんに 呼び出された 。



涼太のことは裕太くんから聞いていて 、喉に腫瘍があったらしいな …



今は 事務所の会議室 。



玲「 亜嵐くん どうしたんですか … ？」



亜「 こないだ 俺一人 HIROさんに呼ばれたんだ 。そこでね ？ 『 涼太の代わりのボーカルを探す 』って 言われた 。幾らHIROさんだからといって そんな風に言われて 腹が立った 。HIROさんの気遣いも嬉しい けど 、涼太の代わりを探してまで は したくなかった 。」



「 ……… で ？ 結果探されんの ？」




亜「 んーん 。言ってきた 。『涼太の代わり探すなら GENERATIONSは歌手活動 一時休止します 』って 。」




僕ももちろん 、みんな驚いてる 。



亜「ごめんね 、勝手に決めて 。でもこのままじゃ 、代わり探されて 涼太の居場所無くなるって思って … 」




今の涼太には 何もできないとしても きちんと 涼太の 居場所は ここ(GENERATIONS)やから 。



「 もし 僕が 亜嵐くんの立場でも そう言うと 思うわ 。僕の相方は 涼太だけや 。ここ(隣)は誰にも譲られへん 。」




あれから 涼太から 仕事の話は聞けてない 。



涼太 どう思ってるんかな …



隼「 ……… 涼太くんとこ行きますか 。」




一段落したところで 事務所 を後にし 、涼太の病院へ 向かった 。

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