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嗚呼!なんて楽しいんだろう!! ページ10

Aは今、窮地に立たされている。
横には笑顔を浮かべたジャックハートがいる。

赤倉はスマホの写真を連写している。



やけに長く感じた撮影だったが実際はたった数秒の事だったのだろう。

赤倉がOKマークを出すとジャックハートはウィンクをして別の客のテーブルへと向かっていった。


「フフフ、私なんだか鳩山さんとは仲良くなれそうな気がします。」

「生憎、私には全く感じられないがな」

Aが赤倉を睨みつける。
すると赤倉は申し訳なさそうに肩をすぼめた。

「すみません、悪ふざけが過ぎました。でも私今日一人なんですよ、せっかくなら二人で一緒に行きませんか?」

Aの手を握り上目遣いをする。

Aはため息をつき

「別に構わない」

と短く伝えた。

赤倉は満面の笑みを浮かべカフェから出た。






「ジャックハート」

突然声をかけられビクッとなった。

カフェのお客かと思い急いで振り返るとそこには僕より少し身長が高いだけで調子に乗っている林檎野郎ことアップルポイズンがたっていた。

「ジャックハート、もうお客様は全員帰ったぞ」

「嘘っ、いつの間に〜全然気が付かなかった」


僕はお惚けた様子でアップルポイズンに返す。
アップルポイズンは何か言いたげな目をした。


「そろそろ時間だ、今日はタワーオブテラーの最上階に集合のはずだが?」

「あぁ、イケナイっ!僕ったらすっかり忘れていたよ」



そして僕は急いでカフェから出る。



空には綺麗な星空が広がっている。



ここに人間の気配は一つもしない。



今日はハロウィン。
パーティーほど楽しいことは無い。







「嗚呼!なんて楽しいんだろう!!」







僕は1人声を上げた。


それは今日カフェで感じたもやもやを吹き飛ばすかの様に。



「女王様、人間界に来ていたのカナ?」

12時に→←悪魔だ



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MM - 続きが楽しみです! (2016年1月5日 16時) (レス) id: 694d47d3ce (このIDを非表示/違反報告)
アラナ - 話が凄く面白く、長編小説を読んでいるような満足感が1話1話にあって楽しいです。応援しております。 (2015年12月23日 16時) (レス) id: 8e50e677e7 (このIDを非表示/違反報告)
みほ - きゃー//ジャック格好よすぎです!続きが気になる木です!← (2015年12月12日 0時) (レス) id: 1c82bb1eb5 (このIDを非表示/違反報告)
カトレア - 話の続きとっても気になります! この作品はとても面白いです♪更新頑張ってください! (2015年12月10日 7時) (レス) id: 14baab2ba3 (このIDを非表示/違反報告)
ココナ - ジャックハート様大好きなのでとても楽しみです!続きも頑張ってください(^O^☆♪ (2015年10月29日 21時) (レス) id: f3f3cd5972 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:中原仁 | 作成日時:2015年10月18日 18時

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