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「なっ…!!お前はいったい…」

突如姿を変えた島崎の姿に流石の中原さんも動揺しているようだった。
いったい、彼の身に何が起こったというのだろうか。

彼…いや彼女というべかきか。
島崎は中原さんを見つめほほ笑んだ。


「わ、私の異能はっ…マフィアにと、とっても…素晴らしいの、能力っ…だから…ず、ずっと迎えに…来てくれるのをっ…待ってたのに!!!!!!!!!!!!」


彼女は叫ぶ。


「お、男の子が…いいんだと、思って…姿を変えたのにっ…私と…戦っても…全然口説いてくれないじゃないの!!!!!!!!!!」


俺には到底彼女が言っていることが理解できなかった。
だが、要するに彼女の真の狙いは中原さんだということがわかった。



彼女はその顔をさらに歪ませて頭を抱えた。



「私がトリップして彼に接触して異能を見せて気に入られてマフィアに囲まれて中也に口説かれてそれでそれで…それでそれでそれでそれでそれでそれでそれでそれでそれでそれでそれでそれででそれでそれでそれでそれでそれでそれでそれでそれでそれでそれで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ぶつぶつとつぶやいていた声が突然大きくなった彼女はキッと俺の方を睨みつけてきた。
そしてハッと何かに気づいたような顔をした。


「そうよ…アンタみたいなイレギュラーがいるんだから私が愛されないのよきっとそうだわそうよそうに違いないわ…アンタのせいで…アンタのせいで…っ!!!!!!!!!」

「なっ…!!!!」

その瞬間女が俺めがけて走ってきた。
その体にどんな力があるのだと思った時にはもう遅かった。


「アンタのせいで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」









「A!!!!!!!」


中原さんが伸ばした手も虚しく、俺が乗った車椅子は古くなったフェンスに強く当たり俺の体は投げ出される。
その瞬間、俺は悟った。

これが俺の最後なんだろう、と。




落ちていく体がまるでスローモーションに感じた。
俺は手を伸ばした中原さんにほほ笑んだ。




「______。」



「っ!!」



まもなくして、俺の体は固い地面に叩きつけられた。

いつのも部屋に→←真実を見抜く。



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龍牙(プロフ) - コメント失礼します。すごくおもしろく読ませていただいています!更新頑張ってください!! (2017年9月3日 12時) (レス) id: 1df1f4fa1e (このIDを非表示/違反報告)
中原玲美(プロフ) - とっても、面白いです!更新、頑張って下さい! (2017年6月7日 0時) (レス) id: 94d50e8693 (このIDを非表示/違反報告)
霧雨 君枝 @ヘタリア 終セラ愛してるぅ←(プロフ) - うおおおおおおお!!めっちゃ気になるところで終わった!?続き気になります!お待ちしてます! (2017年4月16日 1時) (レス) id: 976ee58899 (このIDを非表示/違反報告)
blanc - お花見大作戦?え、めっちゃ気になる(真顔)←内容とか滅茶苦茶面白いです!更新頑張って下さい!(^^) (2017年3月31日 22時) (レス) id: 32d25253d2 (このIDを非表示/違反報告)
中原 炉騎(Roki) - 凄く面白い内容です!俺の場合、現在ミコトと言われているもう一人の人格の名前も変換できればなーと…|ω・`チラッ すいません!めんどかったらいいんです!!ただ変換出来たら嬉しいというだけです!面白い作品ですね!更新待ってます!! (2016年12月1日 2時) (レス) id: 12c7662c78 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まめかす。 | 作成日時:2016年9月27日 23時

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