期末試験本番 ページ10
講堂の中はいつもと同じくひんやりとしていて、外の暑さにやられていたオリバーは一息ついた。
なんと空気の読めない男なのだろうか、あのジョニー・ワーシントンという男は。
いや、そもそもロアー・オメガ・ロアーというクラブに所属する奴ほとんどが馬鹿なのか。
先程の一件でどっと疲れを感じた。
もう期末試験なんてどうでもいいと感じ始めた。
「オリバー！！」
そこで天使の声が聞こえた。
「もう期末試験始まるよ、忘れ物は見つかった？」
「天使」
「へ？」
いけない、ついうっかり本音が漏れてしまった。
「あぁ、見つかったよ。ごめんね、心配かけて」
「大丈夫さ、それより早く席に行こう」
「そうだね。あれ、マイクは？」
「え？」
ランディーはマイクがいないかとあたりを見渡す。
もう既に最初の受験者が機会を使ってテストを行っていた。
そこでなにやら揉め合うマイクとサリーを発見した。
嫌な予感がした。
「オリバー？」
「ランディー、伏せて」
「え」
「キィィイイイイ」と甲高い音が講堂に響いた。
大量のエネルギーを吐き出しながら中へ上り暴れるエネルギータンクは生徒達の頭上スレスレを飛行していった。
オリバーはランディーの頭を抱えると床に倒れ込んだ。
しばらくするとカコン…と空になったタンクが床に落ちる音が聞こえた。
それからの事ははっきりと覚えていない。
マイクとサリーが怖がらせ学部を追放になったことは頭に残っていたが、正直オリバーの頭は冷めきっていた。
たとえ友人のマイクであれ、ランディーに怪我を負わせかける行為はオリバーにとって最も最低な行為であった。
こうして、波乱の期末試験は終了した。
これでゆっくりまたランディーと生活出来ると思った矢先であった。
ランディーはロアー・オメガ・ロアーのクラブに入ったと聞いたのは。
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リャクラン - とっても面白いです！更新楽しみにしています！！ (2017年8月28日 15時) (
レス) id: 356b913ab5 (このIDを非表示/違反報告)
村人A - こんな素晴らしい作品滅多にお目にかかることなんて出来ないぞ (2016年7月29日 11時) (レス) id: f650519092 (このIDを非表示/違反報告)
中原仁(プロフ) - ヤヌアールさん» コメントありがとうございます！更新待っていただけるなんてありがたいです！！これからも頑張っていくので応援していただけるとありがたいです！！ (2016年4月3日 0時) (レス) id: 74aca58ec6 (このIDを非表示/違反報告)
中原仁(プロフ) - なつメガネさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえるとは…嬉しすぎて涙が( 笑 )これからの物語の展開もぜひ楽しみにしていてくださいね！ (2016年4月3日 0時) (レス) id: 74aca58ec6 (このIDを非表示/違反報告)
中原仁(プロフ) - 小鳥遊(´¶`さん» コメントありがとうございます！！応援していただけるととてもありがたいです！！これからも頑張っていくので応援、よろしくお願いしますね！ (2016年4月3日 0時) (レス) id: 74aca58ec6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめかす。 | 作成日時：2016年3月13日 0時
