久しぶり ページ12
「君たちのクラブ、なかなか生き残ってるみたいだね」
「あぁ!このまま行けば俺たち優勝出来るかもしれないんだぜ!!」
マイクの瞳はいつも以上に自身に満ち溢れていた。
ランディーに怪我を負わせかけたとは言え、ここMUで出来た数少ない友人の一人だ。
オリバーは自然の笑顔になり、気が付けばマイクと話し込んでいた。
「じゃあなオリバー!!俺達パーティーに誘われているんだ。だから早く行かないと!」
「嗚呼、そうだったのか。それは悪かったね引き止めて」
「いや、大丈夫さ。俺が話したかっただけだし、じゃあなオリバー!!お前もパーティー来いよ!!!」
マイクはそう言うとクラブの仲間達と共に去っていった。
ロアー・オメガ・ロアーのクラブに来るのは初めてだった。
なにせ勧誘を断った身、もしほかの生徒に見られたら「あのウィルメイソンは本当はロアー・オメガ・ロアーに入りたかった」などという噂が流れたらたまったものじゃない。
既にパーティーは始まっていたようで、ウーズマ・カッパのメンバーもそれぞれ楽しんでいるようだった。
「オリバー」
騒がしい会場で唯一聞き取れたオリバーの名を呼ぶ声に彼はすぐに気が付いた。
気づかない筈がないのだ。
彼の【愛しい人】が呼ぶのだから。
オリバーは騒がしいクラブの端へと移動した。
そこには透明になりロープを握りしめるランディーの姿があった。
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リャクラン - とっても面白いです!更新楽しみにしています!! (2017年8月28日 15時) (レス) id: 356b913ab5 (このIDを非表示/違反報告)
村人A - こんな素晴らしい作品滅多にお目にかかることなんて出来ないぞ (2016年7月29日 11時) (レス) id: f650519092 (このIDを非表示/違反報告)
中原仁(プロフ) - ヤヌアールさん» コメントありがとうございます!更新待っていただけるなんてありがたいです!!これからも頑張っていくので応援していただけるとありがたいです!! (2016年4月3日 0時) (レス) id: 74aca58ec6 (このIDを非表示/違反報告)
中原仁(プロフ) - なつメガネさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえるとは…嬉しすぎて涙が( 笑 )これからの物語の展開もぜひ楽しみにしていてくださいね! (2016年4月3日 0時) (レス) id: 74aca58ec6 (このIDを非表示/違反報告)
中原仁(プロフ) - 小鳥遊(´¶`さん» コメントありがとうございます!!応援していただけるととてもありがたいです!!これからも頑張っていくので応援、よろしくお願いしますね! (2016年4月3日 0時) (レス) id: 74aca58ec6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まめかす。 | 作成日時:2016年3月13日 0時