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「全員B!上出来!」
クラス分けも無事に終わって、各々Tシャツやら何やらを取りに行く道中。
ともが、グッと伸びをしながら言う。
「そうだなぁ」
初心者の集まりにしてはよくやった方だと思う。
構成も、歌をメインにしたのが結果的には良い方向に転がってくれた。
でもそれは同時に、これからの課題が山積みということでもあるわけで。
ダンスにしてもそうだし、歌にしたって多分まだまだ学ぶことがある。
とはいえ、ひとまず貰えたこの評価には概ね満足していた。
「やっぱ俺の大胸筋のおかげっスかね〜」
少し前を歩いていた純喜が、ふざけながら俺達を振り返った。
子供みたいにニコニコして、そのうちスキップでも始めそうだ。
転ぶぞ。
「まあそれもあるけど、一番は俺の上腕二頭筋のおかげかな」
「いや奨くんのアレは見せたがりすぎやわ」
「は〜?あんなんまだ序の口……あっ純喜!前、」
見ろ、と言いかけたのも虚しく。
「うぉあ!?」
純喜は俺達を見たまま、前を歩いていた人の背中に結構な勢いで突っ込んで行った。
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すず(プロフ) - いっきに読みました!佐野くんのことが好きなので、たくさん絡みがみれて嬉しいです(^^) 更新を楽しみにしています!頑張ってください! (2020年2月24日 16時) (レス) id: 70fff2cd4d (このIDを非表示/違反報告)
軟水(プロフ) - 美琴さん» 読んでくださってありがとうございます!頑張ります! (2020年1月31日 11時) (レス) id: 74d2379349 (このIDを非表示/違反報告)
美琴 - 続きが気になる!作者さんのペースでいいので更新頑張ってください!!! (2020年1月26日 0時) (レス) id: f9ad85b8f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:軟水 | 作成日時:2020年1月22日 11時