疑心暗鬼 ページ6
｢何もわからないよ。だって僕は君じゃないから♡｣
そして、彼は変わらない笑みで僕に言う。
｢分からないなぁ、兄が自分と友達ちゃんを引き剥がした本人だと気づいておきながら何も言わずにただ、苦しんでいる君が。本当に、わからない♡｣
『…いつから、知ってた…んですか？』
リーファから化け物と言われた後、自室に入り、私は考えた。
そして、一から考えておかしいと思った。
こんな、偶然おかしすぎる。
そう思ってリーファのいたところまでいくと扉越しに聞こえてきた聞き慣れた兄の声。
『！！…イル、兄？』
気配を消し、忍び寄る。
全て、聞いた。
リーファは私に謝りたくて、何度もイル兄に謝らせてくれと言っていた。
そして、イル兄が私とリーファを引き剥がそうとしていた事も知った。
でも、だからなんだというのだ。
彼女は私のことを化け物といった。
怖がり、恐怖した。
いくらイル兄がそうなるように仕向けたとはいえ、あの感情は嘘ではないだろう。
そんなの、裏切られただけじゃないか。
でも、違うと訴える自分もいる。
そんな中、私はあの2人の会話を聞くだけで中に入ろうとはしなかった。
そして、彼女は、死んだ。
イル兄がこちらへ向かって来ることに気付き、すぐに家へ戻った。
『……私は、…私は何を信じればいい？』
イル兄もリーファも、もしかしたら、家族も。
そんな疑心暗鬼が心の中に渦巻いて…。
『もう、意味わかんない！！なんでイル兄は私とリーファを引き剥がそうとしたの？リーファはどうして私を怖がったの？皆何考えてるかわかんない！私は……私は…っ！！！』
私は、誰を、信じればいいの？
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ミッピー(プロフ) - 超面白い！続き読みたいです！更新頑張ってください！ (2017年9月16日 20時) (
レス) id: a91870086a (このIDを非表示/違反報告)
Ｍさん - げへへ…またまた失礼しましゅ…(^ー^)殺人鬼って最高←サイコパスであった。 (2017年9月2日 22時) (レス) id: d1b5a83698 (このIDを非表示/違反報告)
Ｍさん - やぁやぁ作者様！初めまして妄想少女Ｍさんでございます！いや〜貴方様の作品…50分程度で読みましたよ♪いやね？ゾル家×ヒソは反則だよ？wねぇ？wwあなた天才ですか？これからも応援してまっせ！これからよろしくッス長文スマソ。 (2017年9月2日 22時) (レス) id: d1b5a83698 (このIDを非表示/違反報告)
夢叶名(プロフ) - ヒソカぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!まじヒソカイケメソ＾q＾ とっても面白いです!!!!あ、Twitterフォロー失礼させていただきまーす！ (2016年6月28日 15時) (レス) id: 5ad9b351a8 (このIDを非表示/違反報告)
マリ - 凄く面白かったです！ (2016年5月31日 0時) (レス) id: 6a0223178b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルイ | 作成日時：2016年2月4日 23時
