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ーボムギュverー
100m徒競走か借り物競争の2択で、走るのが苦手な私が選んだのはもちろん借り物競争である。
走るのが苦手でも、もしかしたら希望があるかもしれないと思ったからだ。
そう思ったのに、、
「好きな人って、まじか。」
思わず立ち止まる足
悲しいかなその間にもレースは進む
どうしてこういう引きがいいんだ自分
「それにしてもどうする。」
好きな人、と言われ浮かぶのはただ一人
生まれてからずっと一緒、所謂幼馴染のアイツだ。
可愛い顔してやる時はやる男で、優しくて、でも私にはちょっとイジワルなアイツは、顔も良いから凄くモテる。
それ故に、既に何人かの女子生徒に声を掛けられているが、全く応えていないのは何故なんだ?
BG「イ・Aー!俺はここだぞー!」
「は?」
BG「早くしないとビリになっちゃうぞー!」
大きい声でぶんぶんと両手を振りながらこちらにアピールしてくるボムギュ
そんなことをされたらひとまず行くしかないだろう。
「そんな大きな声で叫ばないでよ、目立つじゃん。」
BG「だってお前が全然こっち来ないから。
それより早く行くぞ、今ならまだ1位狙える。」
「ちょっと待ってよ。私のお題知ってる?好きな人なの。」
BG「尚更俺しかいないだろ、それ。」
当然という雰囲気で言われて戸惑う私を急な浮遊感が襲う
それは世間で言うお姫様抱っこで、羞恥で顔に熱が集まった。
「まじで恥ずかしさで死ねる!無理!降ろして!」
BG「あーうるさいし重いし最悪だよほんと。頼むから暴れるな。腕が折れる。」
「失礼過ぎるんだけど?」
なんだかんだ、ボムギュの爆走のおかげで1位を獲った私たち。だが1位と引き換えに失うものが多すぎた気がするのは気のせいか?
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BG「お前、俺に感謝しろよ?」
「は?なんでよ。」
BG「なんでって俺のおかげで1位になれたんだから。
しかも、念願の彼氏が出来たんだし?」
「誰が彼氏だって?」
BG「俺だけど。
他にいんの?だったら今すぐ別れろ。」
「顔が近い!」
思わず手で押し退けようとするとその手を取られ、しっかり握られた。
「な、なに。」
BG「アホでマヌケで鈍感なお前にはちゃんと言わないと伝わらないってのは、十分承知してるからそうしようと思って。」
すると頬に柔らかい感触
BG「ずっと前から、これからもお前の事が1番好きだ。」
あぁきっと、これからもずっと彼には敵わない。
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ちゅな - 更新楽しみに待ってます🥺💖 (5月13日 16時) (レス) @page9 id: 0682e3db04 (このIDを非表示/違反報告)
すずやま(プロフ) - 最高です!😊 (2023年4月11日 18時) (レス) @page5 id: 50da26ed0a (このIDを非表示/違反報告)
マカロニサラダ(プロフ) - すずやまさん» コメントありがとうございます^^ お話は変わってしまうのですが、次の主人公はテヒョン予定ですので、もう少々お待ちください🙇 (2023年4月9日 22時) (レス) id: c350ba01b8 (このIDを非表示/違反報告)
すずやま(プロフ) - テヒョンver 楽しみにしてます!☺️ (2023年4月9日 21時) (レス) @page3 id: 50da26ed0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マカロニサラダ | 作成日時:2023年4月6日 19時