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ースビンverー
沸き立つ周囲の歓声に意識を取り戻すと、
どうやら学校１の人気者スビン君が借り物競争のお題で
"好きな人"を引いたらしい。
絶対に選んでもらおうと周りの女子達が一斉に手鏡で前髪を整えだしている中、学校のマドンナの先輩は余裕そうな表情で最前列をキープしている。
「Aは前の方に行かなくていいの？」
私の気持ちを唯一知っている友達がコソッとそう言うが、
私は首を振った。
どうせ選ばれないし。
ほら、やっぱり。
マドンナ先輩を通り過ぎて、、
通り過ぎて？
SB「一緒に来てくれる？」
「え、私？」
SB「うん、もちろん。」
学校のマドンナではなく、間違いなく私の目の前に立ったスビン君
正直言って物凄く嬉しい。
嬉しすぎて変な顔してないかと心配になったけれど、走り出したらそんな考えもどこかへ消えた。
優しく握られた左手
スビン君の手は夏なのに冷たくて、
それがひんやり気持ち良い。
けれど一緒に走るスビン君の横顔がほんのり紅くなっているのは気のせいかもしれない。
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SB「Aちゃん足速いね。流石運動部だ。」
「いや、私なんて平均だよ。
2位になれたのはスビン君のおかげ。」
SB「ヤー、そんな事ないよ。
ていうか正直、順位なんでどうでもよかったんだけどね。」
「え？どうして？」
SB「だって、好きな人と走れたんだよ？
その結果もしビリになったとしても、僕にとっては1位だったよ。」
「..？！
それはつまり、？」
SB「うん。」
戸惑う私の耳に手を当てて、彼は言った。
SB「Aちゃんが好き。」
目を細めてにっこり笑った彼の顔が頭から離れなかった。
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ちゅな - 更新楽しみに待ってます🥺💖 (5月13日 16時) (
レス) @page9 id: 0682e3db04 (このIDを非表示/違反報告)
すずやま(プロフ) - 最高です！😊 (2023年4月11日 18時) (レス) @page5 id: 50da26ed0a (このIDを非表示/違反報告)
マカロニサラダ(プロフ) - すずやまさん» コメントありがとうございます^^ お話は変わってしまうのですが、次の主人公はテヒョン予定ですので、もう少々お待ちください🙇 (2023年4月9日 22時) (レス) id: c350ba01b8 (このIDを非表示/違反報告)
すずやま(プロフ) - テヒョンver 楽しみにしてます！☺️ (2023年4月9日 21時) (レス) @page3 id: 50da26ed0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マカロニサラダ | 作成日時：2023年4月6日 19時
