15おうた SG ページ28
「」→韓国語
『』→日本語
______________________
YJ『血、汗、涙〜♪』
エッジを散りばめた透明感のある高音が伸びる。
JK「誤魔化してるㅋ」
JN「ヤーでも、上手くなったよ」
高音を苦手とし、中々声量が出せなかったマンネ。
繊細でピュアな歌声はヒーリング効果もあると話題だったが、小さいままでは終われない。
ジニヒョンやジョングクにくっついてボイストレーニングに通った。
努力を実らせ今では誰よりも声量のある声になるも、まだ足りないらしい。
本人は首をかしげた。
YJ「あにゃ、、、」
「ん、もう一回」
YJ『血、汗、涙〜♪』
角がなく少年の様な爽やかな声質は今回のコンセプトとはズレが生まれる。
眉をひそめたマンネが考え込む。
YJ「ジミニヒョン、、、」
レコーディングブースからか細い声が上がる。
JM「お？」
「お呼ばれだぞ」
TH「いいなー」
JM「どしたのー？」
眉を下げたマンネをあやす様に頬を撫でる。
ボソボソと喋ったマンネに爆笑するジミン。
笑い崩れる様に抱きついて頭を撫でている。
少し話した後戻ってきても糸目のままだった。
JH「何話したの？」
JM「どうしたら僕みたいにエ ﾛく歌えますかってㅋ」
JN「ぶっㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋ」
RM「え、あの顔で？」
真剣を貼り付けた表情で歌詞の紙に何かを書き込む。
JK「何て言ったんですか？」
JM「頭にそういうのを浮かべる事だよって」
TH「やだな〜、何考えて歌ってる訳〜？」
にやにやと笑うジニヒョンや軽蔑の様な冷めた目を向けるホソク。
JM「ちょっと！誤解だよ！何か美しいもの、ほら海とか！そういうの考えて歌ってみたらって！！！」
わちゃわちゃと騒ぎ出すメンバーに背を向けて、マンネを見やる。
「いけるか？」
YJ「ネ！」
何かコツを掴めたらしく、急に二段階くらい明るい返事が上がる。
YJ『血、汗、涙〜♪』
JH「おわぁ、テバギダ」
JN「鳥肌立った」
発音はハッキリとしてるのに語尾だけ抜ける様な甘く魅惑的な歌声に変わる。
人を感慨深くさせる雰囲気のある高音。
期待を込めた眼差しがクルッとこちらを向く。
「ん、いい感じ」
YJ「ネ！」
頷けば、純粋無垢な笑顔が咲く。
録音を続ける。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1475人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ソラン(プロフ) - 羅夢さん» ありがとうございます！！！ (2022年5月8日 18時) (
レス) id: fc42fd02ea (このIDを非表示/違反報告)
羅夢(プロフ) - ジュったんノムキヨウォ…♡1日に何回も読みたくなるぐらい好きな作品です！ (2022年5月3日 23時) (レス) @page7 id: 6ae9dbf796 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - ハシモトさん» ありがとうございます！！！ (2022年1月31日 22時) (レス) id: fc42fd02ea (このIDを非表示/違反報告)
ハシモト(プロフ) - 🐻さんと同じじゅったんキヨウォ…の気持ちに毎回なります…これからも応援してます！ (2022年1月29日 22時) (レス) @page36 id: 0a8c73e852 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - ひまわりさん» ありがとうございます！かけもち作品なので更新遅めですいません🙏 (2022年1月9日 21時) (レス) id: fc42fd02ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ソラン | 作成日時：2021年12月25日 0時
