128喧嘩 ユンギside ページ49
きっかけは作業室での会話。
SH「気にしないで。僕は大丈夫」
ほぼ口癖と化した大丈夫の言葉。
心配かけまいとするヒョナの行動が俺には負担だった。
話してくれればいいのにっていつも思ってた。
それでも無理に聞き出さなかったのは信じてたから。
いつか話してくれるって。
でも今回は別だった。
一向に話してなんかくれなくて、いい加減キレた。
「何が大丈夫なわけ？」
SH「、、、ユン？」
いきなり態度を変えられて、困ってる。
最近ずっと気になってたことを口にする。
「お前、右目見えてんの？」
明らかに動揺した。
あぁ、やっぱり。
疑いが確信に変わり、罪悪感として重くのしかかった。
「いつからだ」
口をつぐんで下を向かれる。
思い当たるのはただ1つ。
「あのライブか」
熱で動きが鈍ったヒョナが階段から踏み外し、側にいた俺ごと落下した日。
頭を強く打ったのは知ってる。
息ができないともがく中、やけにぼーっとしてるヒョナを見た。
あの後は何の変わりなく活動を続けてたから、特に気に留めなかった。
けど最近、右側で行う所作に違和感を覚えた。
右手でカップを持つ時、距離感が掴めてなかった。
練習中に右側にいたジミナとよくぶつかってた。
作業をする時、やけに右側だけ物を置かなかった。
「ごめん」
気付いたら謝罪の言葉が出ていた。
ヒョナは分かりやすく顔を歪めた。
SH「それは僕のセリフだよ。ユン、左肩上がらないんでしょ？」
気付かれてたことに驚いた。
SH「ごめn」
パンっと乾いた音が響いた。
「謝るなって言ったよな」
左頬を押さえたヒョナは更に顔を歪めた。
痛いのもあるけど、多分苦しくてそんな表情をしてる。
俺が苦しめてる。
俺が原因で綺麗な顔を歪めている。
それがどうしようもなく俺を苦しめた。
SH「じゃあユンも謝るなよ。この目は、ユンのせいじゃない」
「いや違う。俺のは前からの事故が原因だけど、お前のはあの日がきっかけだろ？なら、何もできなかった俺にも責任がある」
SH「そんなことない！」
珍しく声を荒げたヒョナは続ける。
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ソラン(プロフ) - ひなたさん» ありがとうございます！続編お待たせしました！！！ (2021年11月29日 11時) (
レス) id: fc42fd02ea (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - ソランさんの小説ほんとに面白くて次の投稿まだかな、まだかな！！ってめっちゃ楽しみにしてます！！！ (2021年11月29日 10時) (レス) id: 2ebb51e7fe (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - wakaさん» ちょっと叫ばせたかったんですㅋㅋㅋありがとうございます！ (2021年11月21日 13時) (レス) id: fc42fd02ea (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - ジミンㅋㅋㅋきゃぁぁぁぁってㅋㅋㅋㅋㅋ最高です！頑張ってください！！ (2021年11月20日 17時) (レス) @page46 id: e247cabc05 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - りんごさん» ありがとうございますぅぅぅぅぅぅぅ！！！🙇♀️しかも、そんな、主様なんて😳あの、いや、全然！ソラン呼びで！ (2021年11月17日 22時) (レス) id: fc42fd02ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラン | 作成日時：2021年11月1日 11時
