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「ヤー!ヒョナ!可愛いなぁ!!」

SH「ネ、ヒョン。ふふふ」



無邪気に笑う顔は、この子本来の姿なんだろう。

練習生時代から大人びていて、どこか危うい雰囲気を纏っていた。

鏡のこともあり、じっと目を合わせるなんてことは、数えるほどもない。

それが今では、吸い込まれそうなほど見つめてくる。



「変わったね」

SH「最近よく言われます。克服できたからですよ。あの日のワカメスープ美味しかったなぁ」

「そう?また作るよ」

SH「やったーー!」



それからショッピングやカフェでお茶なんかをして、あっという間に夜。

ヒョナの調べで、星が綺麗に見える公園にたどり着く。



SH「Wow」



繋いだ手とは反対の手で、ヒョナは空に手を伸ばして星々を掴もうとする。

それ程に空との距離は近く感じた。



「掴めないよㅋㅋㅋ」



その手も取って、向かい合う。



SH「ねぇヒョン。僕が前に言ったこと覚えてますか?」

「ん?」



少しずつ表情が変わって、困ったように眉を下げる。



SH「僕はずっと、ずっとこのメンバーといたい」



今にも泣き出しそうに声を震わせる。



SH「それは今も変わりません。それ以外は、何もいらない」



握られた両手に力を込められる。



SH「僕、どれだけ考えても分からないんです。

どうしたら良いのか。

ユンはジョングガとテヒョナにメールを送ったって。

ホソガとも話したみたいで。

だから僕はジミナとナムジュナに電話したんです。

でも、結局何を言うべきか分かんなくなっちゃって。

ヒョン。

僕、ヒョンとずっと一緒にいたいです。

8人で、ずっと」



堪らずその体を抱き締める。

真っ直ぐなのはその目だけじゃなかった。



「うん。ヒョナの想い、ちゃんと伝わってるよ」



考えることなんてなかった気がする。

ヒョナみたいに、真っ直ぐ、自分の気持ちを言ってみよう。

上手く言葉に出来ないかもしれないけど、きっとあのメンツになら伝わる。



「泣かないの。ほら!ヒョンの家に帰ろ!」



涙を拭って、今度は僕が手を引く。



「ヤー!冷たくなってるよ。温かいものでも飲まないと」



鼻を赤くするヒョナは小さい子供の様に呟く。



SH「ヒョンのワカメスープ」



あぁ、なんて可愛いんだろうか。



「うん!特大サービス!ごま油増し増しにしてあげる!!」

SH「それは嫌」

「ヤーーー!!!!」

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ソラン(プロフ) - omiu8899さん» コメントありがとうございます!スヒョナを愛してくれてありがとうございます☺️めちゃくちゃ嬉しいお言葉も!励みになります!!! (2021年10月22日 8時) (レス) id: fc42fd02ea (このIDを非表示/違反報告)
omiu8899(プロフ) - コメント失礼致します🙇🏻‍♀️スヒョナよかったね…😭本当に涙が出ました😭ありがとうございます😭 (2021年10月21日 11時) (レス) @page43 id: 8cab90b17e (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - ちゃこさん» コメントありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです!私も書きながら、ああ可愛い、、、ってずっと言ってました笑 (2021年10月9日 15時) (レス) id: fc42fd02ea (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ - ソランさんの書くグクに悶絶するかと思いました、、可愛過ぎます! (2021年10月8日 15時) (レス) @page13 id: 82a87509f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ソラン | 作成日時:2021年10月4日 9時

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