きり×スマ��R※ ページ47
スマイルside
『…ぃ…ぅ……、…』
口からは言葉の代わりに、フェロモンを含んでいるであろう息が出てくる。下着が僅かに湿りだす。
き｢おい、スマイル！？大丈夫か、おい！？｣
きりやんに肩を掴まれ、揺さぶられる。必然的に顔が近くなり、身体が反応してしまう。
『……だ、じょ…く、すぃ……』
き｢お前、Ωか…薬、どこだ？｣
『…ろけ、と……なか…』
きりやんがシャツの上のボタンをふたつ開け、胸元を探りだす。
非常用にヒートを抑える薬は、ロケットに入れいつも首から提げているから、
き｢ロケット…ないぞ？｣
『、ぇ…………』
…あ、家だからって外してたかも。くっそなんで外したんだ数時間前の俺…！
『……ぉ、ぃ………ぁ、は……、て…』
もういいから、離れてと言ったつもりが、言葉が吐息に飲み込まれる。
熱い…あつい…なんか…ふわふわ、してくる…
ふと、きりやんと目が合う。
彼の瞳は、困惑と情欲の混じった鈍い光を放っていた。
朦朧とする意識では、きりやんに食われてしまうという恐怖と、逆らえないΩの欲望に身を委ねる他なかった。
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きりやんside
(きりやん→『』、スマイル→ス｢｣)
スマイルが倒れた、目の前で。βの彼にはありえない、芳しい香りを放ちながら。
『お前、Ωか…』
呟くと同時にスマイルと目が合う。その瞬間、身体が熱く拍動したのを感じる。…これが、Ωの…フェロモン…
危うく飛びかけた理性を引き戻し、抑制剤の場所を聞く。僅かに聞こえた“ロケット”という言葉に目星をつけ、彼の胸元を寛げる。
スマイルは、学生時代も“兄弟の写真かなんかが入ってる”って言ってロケットしてたよな…あれ、
『ロケット…ないぞ？』
彼の胸元で存在感を放っていたかの銀色は見当たらない。
ヒートにより蕩けたスマイルの顔が僅かに絶望に染まる。が、持ち直したのかまだぱくぱくと口を動かし、何かを伝えようとしている。
薬の位置を言っているのだろうが、それを悠長に聞き取れるほどの余裕は、俺にはなかった。
…食いたい、欲に歪んだ、このΩを。食って、貪って、全てを曝け出させ、俺のモノにしたい。α特有の支配欲が湧き上がる。
それと同時に、スマイルはただの友達なのに、安易に番ってしまっていいのか、という理性が俺を制止させる。スマイルに対しての恋愛感情はない。このまま番っても彼を傷つけるだけだ。
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Yuri(プロフ) - ひなぎくさん» そうでしたか…。すいません。 (2019年6月7日 17時) (
レス) id: 0e2245afae (このIDを非表示/違反報告)
ひなぎく(プロフ) - (青緑`∀´)さん» 解除申請面倒すぎィ…笑 オメガバース布教です() お褒めの言葉ありがとうございます (2019年6月7日 17時) (レス) id: 7e1bfd2f3f (このIDを非表示/違反報告)
ひなぎく(プロフ) - Yuriさん» お気に入り登録ありがとうございます。オメガバースは沼が深いです(真顔) あと今はリクエスト受け付けてないです… (2019年6月7日 17時) (レス) id: 7e1bfd2f3f (このIDを非表示/違反報告)
(青緑`∀´)(プロフ) - やぁ(・∀・/…フラグっていつの間にかついてますよね…自分もそうです……んひぃ！オメガバースだ…めっちゃ好きなやつだ！！…やはり語彙力と文才がおありで…やっぱすげぇや！！(大の字) (2019年6月5日 6時) (レス) id: 78d31e43ed (このIDを非表示/違反報告)
Yuri(プロフ) - あと、リクエストなのですが、後日談で、『smさんが(容姿整ったΩだからという理由で)襲われかけてるところを、メンバーの誰かが助ける。そしてkrさんを呼んでもらって、慌てて心配したkrさんが迎えに来る』話をお願いします!キスの上書きとかをその場でしてほしいです! (2019年6月4日 23時) (レス) id: 0e2245afae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなぎく | 作成日時：2019年3月18日 21時
