スマ×きん�あ� ページ48
スマイルside
涙を浮かべながら、少年のように微笑んだ後、カメラにきんときが近づいてくる。画面が青と黒のグラデーションになった所で動画は終わった。
スマホの画面をトーク画面に戻し、ぼーっとする。いや、余韻に浸る、の方が正しいか？
きんときの言葉は一つ一つが胸に響き、一つ一つが胸に刺さる。きんときの言葉を一言ずつ噛み締めるように反芻する。
…どのくらいそうしていたか、この雰囲気に似つかわしくない、ポンッという軽快な通知音。
のろのろとスマホを持ち上げ、トークを見る。送り主はシャークんだった。
シャークん俺は、White Tailsを続けたい。お前らは?
きりやん俺は続けたい。きんときの願いだし
Broooock僕も。その願いを叶えられるのは、僕達しかいない
Nakamu…俺は視聴者の意見も必要だと思う
きりやん今は視聴者どうこうじゃなくて、メンバーとしての、お前の意見が聞きたいの
Nakamu…続けたい
シャークんスマイルは?
Broooockずっと見てるんでしょ?意見聞かせて
俺、か…俺は……
俺の気持ちを、1文字ずつ、噛み締めるように打ち込んでいく。
スマイル俺も続けたい。きんときの大切な場所を、壊したくない
シャークんじゃあ、これからの事について話すか
Broooockおっけー、Skype?
シャークんにしようか
直後、シャークんからSkypeがかかってくる。
ヘッドセットを付け、Skypeを繋げる。
し｢おし、全員来たな｣
な｢じゃ、まず編集についてだけど…｣
・
・
・
その後、3日後に皆で墓参りに行こう、と約束し、通話を切った。今は、5人できんときの墓参りに行くため、霊園へと向かっている。
やがて、霊園へ到着しきんときの墓に手を合わせる。それまで5人の間に、特に会話はなかった。
各々手を合わせ終え、立ち上がると、Nakamuが口を開く。
な｢皆に、渡したい物がある｣
｢｢｢『？』｣｣｣
といってNakamuは持っていたカバンから綺麗な勿忘草色の手紙を4つ、取り出した。
な｢お前ら宛だ。受け取れ｣
一人一人に手紙を渡すNakamu。なんだってこんな時に、と表紙を見ると、見慣れたきんときの文字で“スマイルへ”と書いてあった。
他の皆の手紙の表紙にも、きんときの字でそれぞれ宛名が書いてあった。
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ひなぎく(プロフ) - 梨さん» レス遅くなってすみません<(_ _)> こちらこそよろしくお願いします(土下座姿勢) (2019年3月18日 22時) (
レス) id: 7e1bfd2f3f (このIDを非表示/違反報告)
梨(プロフ) - ひなぎくさん» やっとこさログインしたのでログイン後の初コメをここにさせて頂きます！これからもどうぞよろしくお願いします(*´ω｀*) (2019年3月16日 22時) (レス) id: 041e3e7e6d (このIDを非表示/違反報告)
ひなぎく(プロフ) - 梨さん» 書きます大丈夫です笑 たまには趣向を変えようと思いまして… 読者を泣かせる作品を目指しました(ﾏｼﾞｷﾁｽﾏｲﾙ) (2019年3月16日 9時) (レス) id: 7e1bfd2f3f (このIDを非表示/違反報告)
梨 - 次の短編集に残りのリク書きますよね(威圧)書きますよね!?(心配)っていうか悲恋もたまには良いですね。あぁ〜泣けるよぉ〜。(;つД｀) (2019年3月15日 20時) (レス) id: 9669472f0e (このIDを非表示/違反報告)
Yuri(プロフ) - ひなぎくさん» ありがとうございます！ (2019年3月15日 20時) (レス) id: 0e2245afae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなぎく | 作成日時：2019年1月26日 23時
