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幼い頃の私は子供部屋で毎日兄と遊んでいた
暖かい日差しが窓から入り、暖かい兄の温もりを感じられるこの場所が私はとても気に入っていた
ある日母親と見知らぬ男が子供部屋を訪れた
「まま、その人だぁれ？」
「この人はね澪那と叶太の新しいお父さんだよ」
母は微笑みながら私の頭を撫でた
「新しい…おとうさん？」
人見知りが激しかった私はなれるのに時間をかけたが一緒に暮らすうちに私も兄もその新しいお父さんによく懐いた
でも私が小学中学年になるころからその人の私に対する目つきが変わった
子供を見るような目ではなく女を見るような目
目つきだけではなかった
ある日父に子供部屋に呼び出された
「将来の夢の話を２人でしようじゃないか」
と
何も知らずに馬鹿正直に1人で子供部屋に入ると部屋の鍵を閉められ密室になった
父の息遣いが荒くなっていた
「澪那、大きくなったね」
そう言いながら私を壁に追い詰めた
その時に知った
この人は私を子供として私を見ていたのではない、と
「…嫌…近寄らないで…」
父は私の髪を手に取り匂いを嗅いだ
「ひっ…」
もう、何をされるのかわからない恐怖で心がいっぱいになった
「…めて、触ん…ないで」
押し返そうとしたが力で勝てるはずもない
すると部屋の外から兄の声が聞こえた
「ただいまー、あれ？澪那まだ帰ってないのかな」
「おにいふぐっ」
「喋るな！」
父は私の口を塞ごうとした
私は必死にそれをふりほどいて
「お兄ちゃん…！たす…けて！！」
恐怖で喉がつっかえて思うように声が出ない
「お兄ちゃん…っ！！」
お願い…気づいて…
でも、兄は私の声に気づかなかったのか玄関をあけ外へ出てしまった
「…っあ…」
届かなか
そう私が諦めたとき
とても大きな音が部屋の中に響いた
飛び散るガラス片
割れた窓から子供部屋へと侵入してきたのは
「お兄ちゃ」
今までこらえていた涙が安心感からか零れた
「澪那を泣かせるな」
その時の兄はとてもかっこいいヒーローに見えた
父は舌打ちをすると扉を蹴って部屋を出た
その時から父を見たことはない
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悠翔(プロフ) - 奈良と津波さん» わざわざ探してくれたんね(°▽°)wありがとー！！頑張るわぁ(*´ω｀*) (2014年7月8日 8時) (
レス) id: c68824aaaf (このIDを非表示/違反報告)
奈良と津波 - やっと発見！*´∀`* 頑張って`^´ゞ (2014年7月7日 21時) (レス) id: 910e4b3732 (このIDを非表示/違反報告)
悠翔(プロフ) - 夕汰郎さん» ありがとうございます(*´ω｀*)ｏ(･д´･+)ゞ頑張ﾘﾏｯｽ♪ (2014年4月5日 16時) (レス) id: c68824aaaf (このIDを非表示/違反報告)
夕汰郎(プロフ) - こういうの好き(*^^*)更新頑張ってね！ (2014年4月4日 13時) (レス) id: 3a586a0181 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠翔 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/39481/
作成日時：2014年1月26日 17時
