佐久間くん (ページ10)

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Sakuma side

昨日はAの家に泊まらせてもらって
お見送りしてくれるのが可愛くて家を出るのを渋ってたら意外と時間が無くなってしまい、今日は俺がいちばん最後かなあ
なんて思いながら楽屋のドアを開けた

「おはよー！」

元気よく入ればおはよう、と各々が返してくれる
やっぱり俺が1番最後だったな

ru「佐久間くん！」
「ん？どうした、ラウール」

入ってそうそう「やっと来た！」なんて言いながら近づいてくる

ru「佐久間くんは彼女いますか？」
「え？(笑)なになにどうしたの急に」
ru「恋バナしてたの！」
mg「ラウールが勝手に聞き回ってただけでしょ」
ru「んもう、うるさいよめめ…で、佐久間くんは彼女いる？｣

「ちなみに舘さんと阿部ちゃんとめめはいるよ」なんて教えてくれる

mg「おい待て、ラウール俺がいるのは言わなくていいだろうが」
ru「えー？なんで？」

へぇ、舘様とめめ彼女いるんだあ…と初めて知る
阿部ちゃんはAの話をする時にたまーにほんとたまーに彼女の話をしてくれる
彼女と付き合って長い阿部ちゃんに俺がアドバイスくれーって騒ぐからなんだけど

ラウールがめめの所にいったところで
あんまりこういう話が得意じゃない俺は阿部ちゃんのところへ逃げる

「阿部ちゃあん、おはよう」
ab「おはよう、佐久間」
「急にどうしたの？ラウール」
ab「ラウ？あぁ、なんか周りの…ほら、同級生とかで付き合いだした子がいたみたいでどんなもんか気になってるみたい」

可愛いよね、と笑う

そっかそっか、ラウはまだそんな歳か若いなー！
なんて思っているとめめと話し終わったラウールがまた俺を捕まえる

ru「佐久間くん！逃げないで！」
「逃げてねぇよ(笑)阿部ちゃん助けて」
ab「なんだよ(笑)何を助けんだよ」

ru「彼女いるか教えて！」

nb「俺も気になる、佐久間が彼女いるのか」
fk「で？どうなんだよ」

近くにいた翔太とふっかまで加わる
どうやら俺は逃げられないらしい