佐久間くん (ページ22)

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6 女の子の日ページ22

Sakuma side

撮影の順番待ちの間携帯でアニメを見ていると通知

「今日からダメな日です」

日付を確認してみると納得
所謂女の子の日というものが始まったようだ
Aは基本軽いけどごく稀に重めのがドンッとくる
この時の取扱は要注意だ

「大丈夫？」
「今回だめなやつ」
「仕事終わったら行くよ、何欲しい？」
「なんもいらない早く会いたい」

Aは苦しんでいるというのに不覚にも喜んでしまう
だってだって好きな子から早く会いたいって言われんだよ？
文面だろうとなんだろうとそんなの嬉しいに決まってる

そうと決まれば、

「りょ～た～」
dt「ん？どうしたの佐久間」
「んね、サクマさんでも作れるお腹に優しい料理無い？」
dt「…佐久間お腹痛いの？」
「いや、彼女が」
dt「あぁ、、いいよ教えてあげる」

そこから涼太は「これなら佐久間でも簡単かな？」と
言いながら何個かレシピを教えてくれた

「国王！ありがとうでございます！」
dt「彼女良くなるといいね」
「珍しく女の子の日が重いみたいでさあ、サクマさん心配」
dt「ふふ、佐久間は本当にその彼女のことが好きなんだね」
「んにゃ、自分でもびっくりするくらい大好きなんだよねぇ」
dt「またなんかあったら連絡して、分かりそうなことなら教えるから」
「頼りになるぅ！サクマさんがんばるね！」

そんな会話をした数時間後
若干押しながらも撮影は無事終了し、各々帰る準備をしている
メンバーを横目に速攻支度を終わらせて1番に楽屋を出る

通りに出てタクシーを拾い車内でAに連絡する

寝てるかな？と思った俺の考えとは裏腹に起きていて
すぐに返信がくる

文面からしても相当しんどいのが分かった
Aの家の近くのスーパーに下ろしてもらい舘様に
教えてもらったレシピの材料を急いで調達した