*secret recipe*６ (ページ7)

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241重き　　ＳＨＯページ7

頬っぺたをツンツンされた時から起きてた。

前に「ふわふわしてて気持ちいい」って言ってた髪をなでてから。

A 『・・・毎日忙しいのにありがとう。』

ってちっちゃい声で呟いた。

確かにフェス終わったばっかだし

アルバムのリリースもあるし

そのままツアーだし

やることいっぱいあるけど。

「恋愛」に重きを置けないけど。

優先するものはいっぱいあるけども。

このままじゃダメでしょ。

Aちゃんが同じように思ってくれてるのはわかったから。

なら。

俺が動けばいい話

なわけで。

翔『Aちゃんもありがとう』

そう言って目を開けると。

A 『・・・え！』

ってびっくりしてて。

そういうとこ、らしいよな、って思って。

翔『つまみ、ありがとね。・・・このガリも手作り？』

A 『え？あ、うん。・・・ガリは簡単ですよ？』

って何てことないように言うけど。

翔『ねぇ、Aちゃん？』

A 『はい？』

翔『もう、さ。敬語、やめない？笑』

A 『え？まだ敬語、出てる？』

翔『うん、出てる。笑』

そんなつもりはないんだけどなぁ、って呟くAちゃんはやっぱり俺の好きなAちゃんで。

翔『じゃあ、寝よっか？』

A 『あ、うん・・・この奥にベットがあるからどうぞ？』

って言ってて。

翔『何、言ってんの？一緒に寝るに決まってんじゃん。笑』

A 『・・・えっ？』

って。

Aちゃんちなのにおっかなびっくりベットに入ってきて。

A 『お休みなさい。』

でも。

こうやって躊躇うことなく俺の胸の中に収まってくれるから。

翔『・・・ごめん。やっぱ無理だわ。』

って先に謝りを入れてからAをベットに沈めた。