*secret recipe*６ (ページ6)

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240見たことある絶景　　ＹＯＵページ6

翔『ふぅ～！お風呂、ありがとね。』

ってバスタオルで頭をガシガシと拭きながらリビングに戻ってきた翔くん。

A 『じゃあ、私入ってくるんで、ビールでもどうぞ？』

って携帯をテーブルにポン、って置いて。

ビールと簡単に作ったおつまみをお盆に乗せて戻ると。

A 『ん？』

翔くんはその携帯をジッと見ていて。

A 『どうかしました？』

翔『ん？あぁ！この待ち受け画面、さ。どっかで見たような・・・って。笑』

って座りながら言ってて。

A 『え？・・・あぁ、それは智くんから送られてきたもので・・・』

そう言って携帯からある画面を開いて。

A 『翔くんが見たことあるのはこっちじゃないですか？』

前に翔くんが送ってくれた「絶景なう。」っていうメールを見せた。

翔『おっ！これこれ！俺が送ったやつじゃん。笑・・・ん？じゃあ、待ち受けになってるのは・・・』

A 『同じくらいの時間に智くんからもメールが来たんです。』

翔『じゃあ、この見事な撫で具合は、俺？・・・あぁ！そっか、智くんはだからあそこにいたのか！笑』

A 『無事に解決したようで。笑』

翔『ありがと。笑・・・風呂、行っといで？』

A 『はい。』

A 『ふぅぅ～・・・』

一通り洗って湯船に浸かると自然に出る声。

A 『今日は色んなことがあり過ぎた・・・』

洋平くんとAのサプライズのはずだったのに最後に自分が一番驚くなんて思ってなくて。

A 『ダメだ・・・これ以上入れない・・・』

のぼせる前にパッと出て。

髪を乾かしてリビングに戻ると。

翔『・・・』

大きく船を漕いだように寝てる翔くん。

A 『翔くん？』

って肩をトントンしても起きなくて。

仕方ないから横に膝まづいて。

頬っぺたをツンツンってして。

ふわふわなのにペッタンコの髪を２回なでて。

A 『・・・毎日忙しいのにありがとう。』

ってつぶやいた。