*secret recipe*６ (ページ50)

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secret Christmas after ページ50

『あれっ、マツモトさんじゃないっすか！何だかデジャブですけど。笑』

年末のリハが終わったこの日に潤くんに報告しがてら酒を飲んでるといつかの時みたいにハヤシがやって来て、またさりげなく隣に座った。

松本『年末だし忙しいワケ？笑』

林『クリスマス程ではないんですけどねー。』

なんて言いながら俺の頼んだ魚介サラダを摘まんでて。
何かを思い出したように笑った。

松本『なんか含んだ言い方すんじゃん？笑』

林『いや、それが。笑・・・Aマネが絶好調で。年末なのに今日なんか夏のイベントの仕事とってきちゃって。俺らは残業必至だし営業なんか青ざめた顔してるんすよー。』

松本『ふーん。やり手なんだー、鈴木さんは。』

ハヤシ、やっぱりお前もっとガンバレ？なんて潤くんは同じ事を言ってるけど。
絶好調なのは俺との事が順調だからか？なんて思ってみる。
だって今朝も俺の家から出勤したし。

なんて考えてたら

林『櫻井さん、何ニヤニヤしてるんすか？あ、さては彼女の事っすね？俺の前ではやめてくださいよー！』

松本『何、ハヤシ、彼女と会えてねーの？笑』

林『いえいえ！フラれたんすよー！会えないのは嫌っつってー。』

どこかにいい彼女いないかなー！って言ってるハヤシ。
それを聞いて優越感に浸ろうとすると。

林『やっぱAマネにアタックしてみよっかなー！』

なんて爆弾発言が飛び出して思わず飲んでた酒でむせそうになる俺。
潤くんはそんな俺を見てわざとらしく

松本『へぇ～、アタックしてみれば？笑』

なんて言ったんだけど。

林『でも彼氏いるみたいなんですよねー。今日も朝から機嫌よかったし。きっと彼氏の家からきたんすよ。』

鋭いぜ、ハヤシ。

だけども。

Aが朝から機嫌がいいっつーことは俺と過ごす時間を気に入ってる、てことで。

俺の最強ＯＬ、最高彼女はもう絶対に手離せない存在で。

次に家に来たときに泊まる日にちを増やさない？って聞くのはもう必至で。

思わずAと同じシリーズの時計を見ると。

林『あー！そうだ！Aマネも腕時計見る回数が増えたんですよ！あれ、絶対に彼氏からですよ！』

なんて嬉しい事後報告まで届いて。

ってかそんなこと聞いたらさ。

翔『あ、俺そろそろ帰るわ。』

ってなるわな。

え？この後どうするのかって？

そんなの。

ねぇ？

アイツに会って抱き締めるに決まってる、っつーの！

Fin ・・・？