*secret recipe*６ (ページ3)

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237早業　　ＹＯＵページ3

翔『ところで、さ。』

A 『はい？』

翔『その服、スッゲェ、似合ってる。』

立って見せてよ？

そう言われて翔くんの前に行って。

くるん、とゆっくり一回りして。

翔『ビジュー、だっけ？そういうの。見せてよ？』

って言われて。

A 『はい。』

って少しかがんだら。

一瞬のうちに。

腕を首に回されて。

私はあっという間に翔くんの胸の中に収まった。

A 『え・・・しょ、翔くん？』

翔『ふ～、やっと戻ってきた。笑・・・ん？まだしばらくガマンしてね。気持ちを整えるから。』

って言われたら大人しくするしかなくて。

翔くんの胸の音を聞いてると

A 『・・・心臓、落ち着いてきましたよ？笑』

翔『え？俺的には落ち着いてないんだけど。笑・・・っていうか、もうちょっとこのままでいてよ。』

って１トーン低い声で言われて。

A 『・・・わかりました。どこにも行きませんからお好きなだけどうぞ。笑』

ってしばらくお互いの温もりを感じていた。

しばらくすると。

翔『イカン！このままだと別のところが落ち着かなくなるわ！笑』

って

翔くんが立ち上がって。

翔『A、どうする？送っていくけど？』

A 『あ、歩いて帰れる距離なんで大丈夫です。』

って言って立ち上がったら。

翔『・・・なんて。帰す訳、ないじゃん。』

A 『え？』

翔『笑・・・ウソウソ。さすがにその格好はキツイでしょ？送っていくから。・・・だからさ？』

A 『うん？』

翔『俺が泊まりに行く。』

A 『うん・・・えっ？』

翔『ノリツッコミも出来るの？笑』

A 『いやいや・・・ウチに？』

翔『うん。お邪魔します。』

A 『・・・』

家までの道中、翔くんはずっと笑ってて。

翔『助手席は拗ね席だな。笑』

って言ってて。

なんだか騙された感があるけど。

翔くんが機嫌よく運転してるから。

仕方ない、っか。笑