*secret recipe*６ (ページ12)

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ニューヨークから帰ってきて、何日かしてあの新商品のポスターとＣＭを撮影して、クレープの最終試食をする日。

林『今日はよろしくお願いします！』

鈴木ももうすぐ来ますんで！ってあいさつをしてからフットワーク軽く準備しているAの後輩、ハヤシ。

A 『お待たせして申し訳ありません！よろしくお願いします。』

っていつかのようにペコリ、と挨拶したA。

頭を戻すときにチラリと見えたサクラの花びらに優越感を覚える。

そんな事を１人で思ってると。

大野『今日はスカートだ。』

A 『え？あ、はい！』

林『あ～!!だからいつもと雰囲気が違ったんすね!!』

２人がそう言って改めて見るといつもはパンツスタイルなのに今日は裾がふわっとしたひざ丈のスカートで。

部屋着以外でスカート姿を見るのは初めてで。
こんな姿を見るのは俺が最初がいい、なんていつもはない独占欲が出てきて。

マネージャー、可愛いですね～!!ってハヤシが言うのにムカついて。

しかも。

松本『マスタードイエロー？』

とか言ってオシャレ番長も参加しはじめて。

その後の撮影の合間も。

二宮『あー。そこはそっちじゃなくてさ・・・』

A 『なるほど！だからカギが見つからなかったんですね。』

相葉『何々？あのゲーム？』

A 『はい！最後のカギの場所がどうしてもわからなくて・・・』

ってこっちでも会話が盛り上がってて。
自分の彼女が輪に溶け込めてるのは嬉しいし、更なる優越感に浸れるけども。

俺の出番なし。笑

こういう時、いい作品が出来るから良いことなんだけども気持ちはどっか晴れなくて。
皆から少し離れてモヤモヤしながら新聞をめくった。