ナースの不整脈1《桂木柊さんリク》 ページ36
潤サイド
Aの不整脈が分かった次の日。午前外来の最後に時間を作って簡単な検査だけする事にした。
まぁ、大人になれば不整脈の一つや二つなんてよくある事なんだけどね。特にAの場合は自覚症状もないし、翔さんみたいになる事もないはず。
ただ、万が一の事を考えて検査くらいはしておきたい。こんな事がすぐに出来るのも医者の特権だな。
A「潤くん、来たよ…」
扉が開いて、診察室に入ってきたA。検査だからか、不安なのか暗い声。
潤「そんな顔しないでよ、A。はい、座って。あれからなんか変だなぁって思う事とか、胸がつまった感じがするとかない？」
A「うん、大丈夫…」
やっぱり暗いまま。しょうがないか。うちの家の人達は俺も含めてみんなこんな感じだからね。
さぁ、本題に入りますか。
潤「じゃあ用意して来るから、上は全部脱いで、タオル掛けてベッドで寝て待っててね」
用意って行っても心電図だけだから簡単。すぐに終わる。まぁ、Aへの気遣いも大事だからね。一緒に住んでいるとはいえ、一応女性だからね。
A「終わったよ…」
潤「はーい、入るよー。先に聴診だけさせてね」
昨日ほどではないけど、やっぱり雑音がしてる。血圧は正常。脈もそれほど速くはないけど、たまにリズムがずれている。
潤「電極付けるからタオル捲るね。ごめんねー。クリーム塗るから少し冷たいよー」
声をかけながらひとつひとつ丁寧に進めていく。緊張してると体に力が入って、やり直しになっちゃうからね。
潤「じゃあ、始めるよ。力抜いてラクに寝ててねー」
不整脈だし、オートからマニュアルに設定を変えてと。
検査自体は数分で終わる。
潤「はい、おしまい。服着ていいよー」
あとは、波形とにらめっこ。最初の頃はほとんど分からなかったな。全部同じ形に見えるからさ。
あぁ、ここ。波形は一緒だし、上室期外収縮だな。でも、ショートランもないし大丈夫だな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 800人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鈴蘭(プロフ) - 桂木柊さん» なっちさんらのフォローありがとうございます！ (2016年5月6日 6時) (
レス) id: 7fafef8e2a (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭(プロフ) - なっちさん» 大丈夫ですよ〜。リクエストありがとうございます！書かせていただきますね♪ (2016年5月6日 6時) (レス) id: 7fafef8e2a (このIDを非表示/違反報告)
なっち(プロフ) - 押してしまっていたのに気づいていませんでした！申し訳ありません、よろしくお願いします！ (2016年5月6日 4時) (レス) id: 74a6faa10b (このIDを非表示/違反報告)
桂木柊(プロフ) - なっちさん» 頼む方を間違えていますよー笑鈴蘭さん、なっちさんのリクよろしくお願いしますm(_ _)m (2016年5月5日 23時) (レス) id: 28eb549176 (このIDを非表示/違反報告)
なっち(プロフ) - 桂木柊さん» こんにちは！リクエストをお願いしたいです！みんなが家にいて団欒してる時に、相葉くんが何の前兆もなく倒れ、数日間生死をさまよう、というのをお願いしたいです(*_*)！にのあいが多めだと嬉しいです！よろしくお願いします！ (2016年5月5日 18時) (レス) id: 74a6faa10b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鈴蘭 | 作成日時：2016年1月27日 20時
