翔の風邪4 ページ22
Aサイド
働く気満々の翔くんと共にセンターに出勤した私。でも、残念ながら翔くんに働いてもらう気はない。今のところ。
当の本人はスクラブまで着てるけどね。
とりあえずセンターの1番奥のベッドに翔くんを寝かせた。仮眠室だと抜け出す可能性があるけど、ここなら怪しい動きをした翔くんの姿が必ず目に入るから。
A「いい？私が許可した時だけ動いていいんだからね？センターで治療にあたるなんてもってのほか。医局とかうろちょろするのもダメだからね。とにかく、勝手に動かない事！絶対守ってね！」
翔「はーい、ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ」
顔も声も思いっきり不機嫌。だけど、やっぱりどこか辛そう。
動かない事と、何かあったらナースコールを押す事。念には念を入れて、何回も言っておいた。
A「じゃあ行ってくるね。お大事にー」
ベッドに潜ってふてくされてる翔くんに一声掛ける。もう、子供じゃないんだから。
A「県道で玉突き事故発生。軽傷者1名、重傷者2名受け入れました！10分後に到着予定です」
D「またか、もう手一杯だぞ」
ヘルプに入ったドクターがそう呟いた。確かにそうだけど、他の病院に搬送してたら助からない。受け入れるしかないんだ。
それに、やっぱり翔くんに働いてもらう気にはなれない。
時間はどんどん進むもので、気づいたらお昼過ぎ。お腹も減ったし、お昼ご飯にしよう。
あ、翔くんどうしてるかな？
ベッドを覗くと、眠っている翔くん。たまに咳き込んでいるのが心配だけど、せっかく寝れているのに無理に起こすのも可哀想だからそっとしておいた。
A「このまま寝ててよ？」
そう話しかけて、翔くんの髪を撫でた。
今日は何を食べようかな。そうだ、翔くん用に帰りにゼリーを買っておこうっと。
･･････そんな風に考えながら食堂に向かうAを、後ろから見送る人が1人。Aは気づいていないようだ。スクラブの上に白衣を羽織っているその人の頭には、さっきまでベッドで寝ているふりをしていたせいか寝癖が付いている。
「約束破るけど許してよ。いつまでも俺、呑気に寝てられないからさ」
そう呟いて、患者のもとへ歩いていった･･････
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鈴蘭(プロフ) - 桂木柊さん» なっちさんらのフォローありがとうございます！ (2016年5月6日 6時) (
レス) id: 7fafef8e2a (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭(プロフ) - なっちさん» 大丈夫ですよ〜。リクエストありがとうございます！書かせていただきますね♪ (2016年5月6日 6時) (レス) id: 7fafef8e2a (このIDを非表示/違反報告)
なっち(プロフ) - 押してしまっていたのに気づいていませんでした！申し訳ありません、よろしくお願いします！ (2016年5月6日 4時) (レス) id: 74a6faa10b (このIDを非表示/違反報告)
桂木柊(プロフ) - なっちさん» 頼む方を間違えていますよー笑鈴蘭さん、なっちさんのリクよろしくお願いしますm(_ _)m (2016年5月5日 23時) (レス) id: 28eb549176 (このIDを非表示/違反報告)
なっち(プロフ) - 桂木柊さん» こんにちは！リクエストをお願いしたいです！みんなが家にいて団欒してる時に、相葉くんが何の前兆もなく倒れ、数日間生死をさまよう、というのをお願いしたいです(*_*)！にのあいが多めだと嬉しいです！よろしくお願いします！ (2016年5月5日 18時) (レス) id: 74a6faa10b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴蘭 | 作成日時：2016年1月27日 20時
