翔の胃潰瘍2 ページ2
翔サイド
騒がしいセンター
ナースやドクターの声が飛び交い、機械の音や器具の音が聞こえる。
一瞬の出来事だった
トマトジュース。いや、それよりも真っ赤な鮮血が床を染めた。
N「櫻井先生‼︎」
ナースの悲鳴にも似た声が上がる。
翔「輸血急いで用意して！緊急内視鏡、EISの準備！急げ‼︎」
喋ると同時に走り出す。前兆なく急に吐血したのだ。誰だって慌てる。
止血を終え、容態が安定するまで救急で引き取ることにした。
もともと肝硬変で通院していた患者さんで食道静脈瘤の破裂だった。
ふーー。一気に緊急が緩み、なんだか疲れた気分。コーヒーでも飲もうかなぁ。
ガタンッ
自動販売機からホットコーヒーを取り出す。さっき、ホットラインが鳴っていたからもうすぐすればまた救急車が来る。それまでの休憩。
昨日は結局帰れなかったし、ご飯も食べてない。コーヒーを飲みほし、みんなには内緒でもらった頭痛薬を飲んで立ち上がった。
キリキリとした腹痛とズキズキとした頭痛に目をつぶって。
N「櫻井先生！救急搬送来ました！」
翔「今行きます！容態は？！」
自分に構っている暇はない。今は目の前の患者さんに集中しなくては。
セ「櫻井、ちょっといいか？」
ひと段落した頃、センター長に呼ばれた。
セ「明後日、救急センターについてのセミナーがあるんだけどさぁ、俺行けなくなっちゃったんだよね。代わりに行ってくんない？」
セミナー？？？
なんで俺が？ 大学病院に入らなかったから学会などとはほとんど縁が無く、ましてやセミナーなどには数えるほどしか行ったことがない。ただでさえ忙しいから機会も少ないのに。
翔「ありがとうございます！」
忙しい中、勉強できる機会は少ないし、できたとしてもジャーナルくらいだ。そんな中、セミナーに参加できるのはありがたい。
セ「おお、少しは戸惑うと思ってたけど。じゃあよろしくな。詳しい事は後で書類とか渡すから」
翔「はい、ありがとうございました」
一礼して、その場を去る。
昼飯どうしよっかなぁ〜？ちょっと上機嫌で食堂に入った。
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鈴蘭(プロフ) - 桂木柊さん» なっちさんらのフォローありがとうございます！ (2016年5月6日 6時) (
レス) id: 7fafef8e2a (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭(プロフ) - なっちさん» 大丈夫ですよ〜。リクエストありがとうございます！書かせていただきますね♪ (2016年5月6日 6時) (レス) id: 7fafef8e2a (このIDを非表示/違反報告)
なっち(プロフ) - 押してしまっていたのに気づいていませんでした！申し訳ありません、よろしくお願いします！ (2016年5月6日 4時) (レス) id: 74a6faa10b (このIDを非表示/違反報告)
桂木柊(プロフ) - なっちさん» 頼む方を間違えていますよー笑鈴蘭さん、なっちさんのリクよろしくお願いしますm(_ _)m (2016年5月5日 23時) (レス) id: 28eb549176 (このIDを非表示/違反報告)
なっち(プロフ) - 桂木柊さん» こんにちは！リクエストをお願いしたいです！みんなが家にいて団欒してる時に、相葉くんが何の前兆もなく倒れ、数日間生死をさまよう、というのをお願いしたいです(*_*)！にのあいが多めだと嬉しいです！よろしくお願いします！ (2016年5月5日 18時) (レス) id: 74a6faa10b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴蘭 | 作成日時：2016年1月27日 20時
