好きでした ページ2
八百万目線
耳郎さんは葉隠さんが好きでした。
私も相談を受けていて、とても辛そうにしている耳郎さんを見て、なんとか助けてあげたいと思いました。芦戸さんに協力してもらい、なんとか葉隠さんから耳郎さんに告白するように仕向けました。
ですが、その日に耳郎さんから聞いたお話は、振った。ということでした。
私はどうしてでしょうか、と聞きました。
「だめなの。透は、ちゃんと男の人と付き合えるんだから。幸せな未来が待ってるから。それを…ウチが奪っちゃいけないんだ。」
そう言って悲しそうに言う耳郎さんに、好きな人といれることが幸せなんだと伝えようとしましたが、やめました。耳郎さんは、一度決めたことは死んでも曲げない人です。
きっと、叶わないと思ってる。
自分の夢も、葉隠さんの未来も、全部、思い通りになると言うことが。
背中を押すことができるのは、きっと私ではない。
葉隠さんしかいない。
ですが、葉隠さんは一切耳郎さんに話しかけることはありませんでした。
私は、ただ耳郎さんに、幸せになってほしいだけだった。
私の、初恋の人に。
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雷 - ルール嫁さん、かなとさん、教えてくださりありがとうございます!直しておきましたが、まだ違反のところがあれば教えてくださると幸いです。 (2019年6月29日 20時) (レス) id: 31ab448c72 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年6月29日 18時) (レス) id: cc384a4978 (このIDを非表示/違反報告)
ルール嫁 - オリフラ (2019年6月29日 18時) (レス) id: fd88cf8001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雷(ライ) | 作成日時:2019年6月29日 18時