【ジョジョ】短編集

ナイスよナイス！/ジョセフ ページ24

『ジョセフ！これどうよ！？かわいい？？！』

Aはクルクルと回りながら花柄のスカートを揺らす。

「うーん、Aには似合わねぇなー。可愛すぎるんじゃあねえか？」


『はあ！？失礼ね！
…私ってそんなにスカート似合わないのかなぁ……』


小声で呟いた言葉をジョセフの耳は拾っていた。
ジョセフは何かを思案した後、何かを探しに出かけた。



Aは翌日、ズボンを履いていた。


スカートはクローゼットの奥にしまったらしい。

ジョセフはなんの躊躇いも無く紙袋を差し出した。


「A！お前に似合う奴見つけたから着てみろよ！」

『で、でも…やっぱり私には似合わないよ……』

「良いから！着替えてみてよん！」


Aは渋々着替えた。

鏡を見るのはやめた。似合ってないだろうから。


『どうかな、ジョセフくぅ〜ん……』


ジト目でおちゃらけて見せるが、ジョセフは目を丸くしている。


「A…かわいいぜ……！俺の目に狂いは無かった！！見違えたぜ〜〜〜！！」


ぶっちゅーー。そんな音が付きそうなくらい勢いよく頬にキスをされた。


『ほっほんと！？うれしい！！！』


にぱーっと笑うAにジョセフは顔を紅くした。


「(あ〜…ジョセフくんったらナイスすぎでしょ〜〜…
これは他の男には見せたくねえな〜〜〜)」


ジョセフはその日、Aの傍を片時も離れなかったと言う。

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