【ジョジョ】短編集

それは幸せな/形兆 ページ23

私の同居人はとても几帳面だ。

お皿もキチッと磨いて片付けるし、洗濯物は角をピッチリと合わせて畳む。


それくらい几帳面な彼だが、それに反して私はどうしようも無くズボラである。


なので勿論、彼に呆れられている…と思う。

なんたって彼は私の生活環境を見て、同居を言い渡したたのだ。恋人でも無いのに。


家事をしてくれている彼に何か恩返しをしたいと思い、色々とやってみてはいるが…


『形兆〜〜、肩揉みしようか〜？』

「いや、いい。疲れてはいない。」

『じゃあ今日くらいは私が家事を…』

「それだけはやめろッ！！！」


このように惨敗である。くそぅ。


『むむむ…、なら私は何をしたら良い？
私だって少しは形兆の役に立ちたいよ…』


「お前は………こうしていれば良い。」


そう言うと形兆は私を自分の腕の中に閉じ込めた。

「俺はお前にただ一緒にいて欲しいだけだ。

家事も俺が好きでやってるからあまり気にするなよ。

A、毎日美味そうに俺の飯を食ってくれるだけで良いんだ。

隣に居てくれないか…」



『…はは、何それ。プロポーズみたい。


勿論。よろしくね、形兆！』


恋人じゃなかった日々ももう終わりみたいだ。

これからは…恋人としてよろしくね。



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形兆くんへの夢が爆発した結果です

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