チョコレート ※微グロ注意 ページ21
ハッピーバレンタイン、と言って小さな赤い小包を"カノジョ"に渡す。
ありがとう、と満面の笑みを浮かべて大事そうにそれを抱えた"カノジョ"に食べて、と催促をした。
いただきます、と律儀に声を出してそっと小包を開ける"カノジョ"をじっと見つめる。
長い綺麗なその髪が
垂れ目ながらも力強く優しい光を宿したその瞳が
薄いピンクがかったその唇が
ダイスキだ。
美味しい、とふわりと笑った"カノジョ"に良かった、と声をかける。
右手首にジクリと痛みが走る。
ボクが"カノジョ"を形作る細胞の一つになる。
それだけで天にも舞い上がりそうになるほどの歓喜を覚えた。
「また作るよ」
"カノジョ"の口の端についた赤黒いチョコレートを拭い取りながら笑ってそう言った。
─チョコレート─END
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八重(プロフ) - カシオペアさん» ありがとうございます!!まさかこっちまで読んで頂けるとは……その上コメントまで……本当に感謝します(*/□\*)上手なんて、恐縮です……(でも嬉しい)頑張ります!ありがとうございます!本当に!!! (2017年7月3日 21時) (レス) id: e19e44ac0b (このIDを非表示/違反報告)
カシオペア - ヒロアカの方を読んだので、こちらものぞいてみましたが本当に文を書くのが上手なんですね。一つ一つが短くて読みやすいです。更新、頑張ってください! (2017年7月3日 20時) (レス) id: 972c361b83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:八重 | 作成日時:2017年4月24日 2時