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『ベクのばーか…』
口に出すつもりはなかったけど
心の声はダダ漏れで、
マスターの耳にも届いたようだ。
CM「何かありましたか？彼氏と」
『あれ、聞こえちゃいました？』
ココは【Bar Spellbound】というバーで
イケメンマスターのチャンミンさんを前に
私はひとりで飲んでいる。
スヨンの彼の行きつけで、
一度連れてきてもらってから、
チャンミンさんのファンになった。
カッコいいのに飾らない感じと
ズバッとモノ言う所が面白くて。
CM「話したかったらどうぞ？
いくらでも聞きますよ。」
『本当ですか？あー、でも…
いや、何でもないです！』
グラスに残ってたお酒を飲み干す。
お任せで作ってもらったカクテルは
甘さもあるけど、後味が残らない。
そんな風に、サラッと流せたら
こんなにモヤモヤしなかったかな。
ねぇ、チャンミンさん。
友達と彼女の違いって何ですか？
ベクとの出会いは、春。
入社した時から気になってて、
ベクもまんざらではない感じだったから
積極的にアプローチしたんだ。
それなのに、
BH「俺、彼女居るけど…付き合う？」
本当は彼女居なかったし、
ちゃんと自分の事を見てくれているのか？
っていう、ベクなりの防御壁だったんだと
後からわかったことだけど
その時はすごいショックだった。
でも、私も見た目で判断されることあったし、
ベクの前では猫かぶってたから
まずは仲のいい同期として、って
お互いの事をちゃんと見よう、
それから付き合うか考えようって。
同期として仲良くしようと決めた、夏。
仕事終わりに、飲みに行ったり
休みの日にバーベキューしたり
いつも4人でお昼食べてたから、
その関係が当たり前になっていた。
スヨンには学生時代のバイト仲間の彼氏が、
ジョンデには行きつけのカフェで働く彼女が、
2人とも幸せそうに笑うから、
羨ましいなって思って、
私は…って考えたら
ベクの顔が浮かんできた。
思い切って言おうと思ったら、
逆にベクから告白されて
私達は付き合うことになった。
それまでも普通に仲良かったから
恋人同士、っていうドキドキ感はあまりなくて
前より2人で居る時間が増えたかなーって
そんな感じだった。
だから、ベクの誕生日を機に
もうちょっと踏み込んだ仲にしたかった。
思わず出たため息を落ち着かせるように
ワンピースの胸元を押さえながら思う。
…下着もちゃんと選んだのに！
ベクのバカ！！
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さえこ(プロフ) - さえさん» お褒めの言葉、ありがとうございます(*^^*)嬉しいです〜！！発表出来る時が来たら、またよろしくお願いします！ (2018年4月2日 19時) (
レス) id: 1af2b3abeb (このIDを非表示/違反報告)
さえ(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございました(^^)また新しいお話気長に待ってますo(^o^)o (2018年4月2日 0時) (レス) id: 74d5d29218 (このIDを非表示/違反報告)
さえこ(プロフ) - ドリーさん» コメントありがとうございます〜！そうですね、体に気をつけてえくそとしての活動をして欲しいなって思ってます(*^^*)また読みに来てもらえるように頑張ります！ (2017年10月8日 1時) (レス) id: 1af2b3abeb (このIDを非表示/違反報告)
ドリー(プロフ) - さえこさんこんばんは＆はじめまして！今日はレイしゃんのセンイルですね！私は彼のふわふわとしたトークが好きです！レイしゃん自身も体に気を付けて欲しいですね！素敵な作品ありがとうございます！ (2017年10月7日 19時) (レス) id: 5e3261a1cb (このIDを非表示/違反報告)
さえこ(プロフ) - あやさん» こんばんは(*^^*)コメントありがとうございます！素敵だなんて言ってもらえて嬉しいです〜！またアップした際には読んでいただけると嬉しいです♪♪ (2017年9月26日 21時) (レス) id: 1af2b3abeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さえこ | 作成日時：2017年4月12日 0時
