嘘はつけない【JM】 (ページ10)

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荷物の整理を手伝ってくれているジミン。

『あっ！ちょっと待ってそれは、！！！』

時すでにおすし。

ジミン公式グッズが大量に入った段ボールをジミン本人に開けられ、見られてしまった。

JM「…なんかこれ、恥ずかしいね、笑」

なんて笑う彼の耳が少し赤くなっていて、ジミンも照れるんだ、人間なんだ、なんてひとりで感心してしまう。

JM「なにその、珍しいものみた、みたいな目ww」

『あ、いや、ジミンもそう言うのみたら照れるんだなぁって、』

JM「そりゃ恥ずかしいよ、こんなに沢山自分の顔出てきたら」

なんて言いながら段ボールを少し傾けて私に見せてくるから、こっちまで恥ずかしくてその段ボールをジミンから奪った。

JM「大好き？」

『な、なにが？』

JM「その人。ずっと頬ゆるゆるで片付けてるから笑」

そう言ってジミンは、私が持っている自分の団扇を指差して笑う。

恥ずかしいけど、本人に好きと直接伝えられる機会なんてめったにない、そう思って…

『…大好きだよ、当たり前じゃない』

JM「…」

『え、ちょっと、なんか言ってよ？』

何も言ってくれない彼の方を見ようと体を回転させるけど、首に細い腕が巻きついて向きを固定される。

え、いまこれ、ジミンに後ろから抱きしめられてますよね、？

JM「今こっち見ないで、やばい、」

『？』

やばい、なんて言う彼の声が耳元で聞こえて、チラッと見える彼の真っ白なはずの肌は赤く染まっていて、こっちまで恥ずかしくなって、自分も頬に熱を持つのが分かった。

JM「A、赤くなってる」

彼の甘い声が聞こえたのと同時に、頬に細い彼の指先がスーッと触れる感覚がして、ピクッと肩を揺らしてしまう。

『ね、ねぇ、ジミン…？』

JM「そんな可愛い反応しないで、」

彼の熱を持った唇が、話すたびに私の耳にカスリと触れてくすぐったい。

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