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「ここで良いんだよな…？」
訳もわからずらっだぁに言われた場所へ来た俺は、辺りを見渡す。
俺ん家から一番近いスーパーを通り過ぎ少し歩いた先にあるこのスーパー。
正直買い物だけならここまで歩く必要ないんだけど、
らっだぁが言ってたことを確かめたくて、日差しが強い中歩いてきたんだ。
＿＿＿
rd「買い物なら××通り？に近いとこに行って」
「はぁ？なんでわざわざそんなとこまで」
rd「会えるかもしれないよって言ったら行くでしょ？ぺいんと」
「え、らっだぁに？何お前今こっちいんの？」
rd「な訳ないだろ。Aって子に。」
「…………へ、」
rd「まぁ会えるかは分かんないんだけどね。ただ買い物する時いつもそこd」
「ちょ！それ先に言えよ！！！」
＿＿＿
あんな話を聞かされちゃ
行かない理由なんて俺には見つからなくて。
炎天下だとか、暑いとか、動くの怠いとか、
しんどいとか、ﾀﾋんじゃうとか関係ない。
俺が今日外に出ようと思った"理由"に
少しでも近づけるのなら、行くしかないんだから。
「……簡単に会えるわけないよな、」
あっという間にレジ打ちが終わり、袋に商品を詰め込む。
最中に出た溜息は、彼女に会えなかった現実をひたすらに突き付けてきた。
馬鹿みたいにいつもより長居したスーパーだった。
不審者並みにキョロキョロと辺りを見渡した。
それでも、彼女の姿を捉えることはできなかった。
＊
＊
rd「どうだった？」
「会えなかった。」
rd「マジかぁ……なんかごめん。」
「いやらっだぁのせいじゃないよ。俺の運が悪かったんだと思う」
rd「ガチで凹んでるやん」
「うん……、なんか……。ああぁぁああ！」
rd「わああ⁉︎何？ちょ急にデカい声出すのやめて？」
「あ、ごめん。」
rd「マジで吃驚した。で、何？なんだったの今の？」
「もうなんか……会えないのがこんな辛いと思わなかった…。」
自覚。なんて言って仕舞えば
それ以下でもそれ以上でもない気がした。
彼女をはじめて認識したあの日。
彼女がはじめて笑ってくれたあの時の表情。
たった数回の出来事。
それだけなのに、いつの間にか俺の心はこんなにも彼女のことで埋め尽くされていたんだ。
「らっだぁ、俺、……好きな子できた。」
rd「うん、知ってる。知ってた。」
「どうしたらいい…？」
rd「＿＿＿＿＿＿。」
やれることは全部やろう。
気付いたこの気持ちを抑えるのなんて、俺には無理だ。
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すみれいん(プロフ) - ゆーさん» お返事ありがとうございます！！最新話の8でもう既に『あ……ぁぁぁ(発狂)』となりましたありがとうございます。いやいやいや、もどかしい…早よくっつけ！！あー！甘い！と鼻息荒くなります。 (6月23日 4時) (
レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - すみれいんさん» コメントありがとうございます‼︎wtではありませんが、キュンキュンできるような作品になるように更新頑張りますね^^ (6月21日 4時) (レス) id: ad479b9abd (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - wtじゃないなら読まんでいっか…と思いましたが読んでみるとめっちゃ続き気になって読んで良かった…のいいお話に出会えてホクホクしております。これは、本当にとても続きが気になりなんかむずむずしちゃいました笑 (6月20日 3時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー | 作成日時：2023年6月20日 2時
