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「きりやん、日曜予定無くて暇って言ってたなぁ」
『ほんとですか？！』
「うん(笑)」
きんとき先輩の言葉に
食いつくように反応してしまい、クスッと笑われた。
だけれど、
とても有益な情報だった。
今日は金曜日。
日曜日ってことは、明後日…………。
前日に誘うのもあれかなと思い
私は、ラインしてみます！とその場で携帯を開いた。
A先輩!勝負、日曜日どうですか?
…
…
きりやん日曜?いいよ。
「返事きた？」
『はい！日曜日になりました…！』
なんだろう。
嬉しさとドキドキする気持ち。
ほんと、先輩に恋してからふわふわしたこの感覚をずっと持ち合わせている。
多分ニヤけているであろう、
そんな私をみてきんとき先輩は
良かったね、A。と微笑んでくれた。
『きんとき先輩、ありがとうございます！』
助けられてばっかりですね、なんて
苦笑いしながら言う。
すると
きんとき先輩は少し黙った後に、口を開いた
「…別に俺、誰でも助ける訳じゃないけどね」
『え？』
「Aだから…
Aだから、助けるんだよ」
その言葉に私の思考は停止した。
えっ…………と、？
これは、つまり、なんだ………？
深い意味はきっとないんだろうと思うけれど
こちらに向けているきんとき先輩の眼差しが真剣で、冗談や嘘を言うにも厳しい空気だ。
『あ……えっ、と………？』
ようやく声に出せたそれはカタコト過ぎて。
「あはは(笑)、固まり過ぎ(笑)」
なんて、きんとき先輩に珍しく思いっきり笑われてしまった
『え、いや、笑うところじゃないですよっ！！』
だって。
きんとき先輩のその言葉は
まるで、
まるで、私のこと
"好き"って言ってるみたいな＿＿＿＿＿＿＿。
「ごめんごめん(笑)」
きんとき先輩はまだ少し笑いながら謝る。
けどその後すぐに
「俺にとってAは特別な子だから」
と、言った。
特別って、
一体どう言う意味なんだろうか。
眩しいくらい整ったその顔で微笑むきんとき先輩に、
私はそれ以上何もいえなかったし、聞かなかった。
ただ、彼の中で
私はただの後輩ではないんだな、という事実だけが脳に記憶された。
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すみれいん(プロフ) - 4ページ目で近すぎぃってなって、5ページ目で言っちゃったぁ！ってなりました。好きです。ありがとうございます。 (2022年7月26日 20時) (
レス) @page5 id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
おりーぶ。 - 途中泣きそうになったのに後半見てからニヤけが止まらない……神ですか？ (2021年8月28日 2時) (レス) id: a38d3e7402 (このIDを非表示/違反報告)
お餅の中のお餅 - 凄い好きです！！ 結婚しませんか？ ( ﾟдﾟ)ﾊｯ! 神に向かってなんてことを！！ 失礼いたしました！ (2021年8月1日 8時) (レス) id: 9d76c4111a (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの夢(プロフ) - めっちゃめちゃ面白かったです！！！！krさんいいですねー。もしよかったらなんですが、krさん視点とかも作って欲しいです！！更新は無理しないでください。 (2021年7月30日 21時) (レス) id: 59a61f3f5c (このIDを非表示/違反報告)
のん - あれ？夏祭りなんでチューしてたんですかね？読み返してみて疑問に思いました！ (2021年7月28日 16時) (レス) id: 73f49162b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー | 作成日時：2021年7月2日 4時
