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次の日の放課後。
『えっと、スポドリ作ってきます！』
「さんきゅ」
私ははじめての部活動へ参加している。
バスケ部マネージャーの仕事は
スポドリ作ったりスコア書いたりボールまとめたり空気確認したり、いろいろあるみたいだ。
わりと、忙しかったりする。
『ふぅ』
私はスポドリを作り終え、戻ろうとした。
だけど、突然腕を掴まれ前進することが出来なかった。
強く掴まれた腕を辿り視線をその人の顔に向けると
「バスケ部に入ったんだぁ〜随分きんときに気に入られてるみたいねぇ？」
夏休み明けから私を虐めていた2年の女の人だった。
急に恐怖で脚が動かなくなる。
そんな私を見て女は
思いっきり突き飛ばした。
「ほんと、目障り」
私がさっき作ったスポドリをばら撒く。
酷い。
素直にそう思った。
私はその気持ちのまま女の人を睨む。
『何でこんな酷いことするんですか？
やり方が汚いと思います』
「は？汚いのはどっちだよッ！」
その時女の人の手は私に向け大きく振り被った。
私はぎゅっと目を瞑ったけれど
痛みを感じることはなくて
それと同時に声が聞こえる。
「僕のAちゃんになにしてるの？」
目の前には
女の人の手を掴んで止めたぶるーく先輩がいた。
私より全然背が高い為視界には大きな背中しか見えていないが
いつものふわふわオーラがあんまり感じられなかった。
「はぁ？ぶるーくまで何よッ！そいつがきりやんの事付き纏うせいで私はッ！！！」
「あのさー…Aちゃんの事良く知らない癖に勝手なこと言うのやめてくんない？」
「…ッ」
「次、Aちゃんに酷いことしたら許さないから。」
そう放たれた言葉は普段の声色とは違くて
私の知らないぶるーく先輩を見た気がした。
女の人は
ぶるーく先輩の言葉を聞いたあと、逃げるようにその場から去る。
『あ…ぶるーく先輩、ありがとうございまs』
「Aちゃんさ、初めてじゃないでしょ」
『えっ、あの』
私の方を向けば、ジリジリと間合いを詰めるぶるーく先輩。
いつもの雰囲気ではないぶるーく先輩に私は後退りをすると、ﾋﾔッと背後に壁を感じた。
「なんで言ってくれないの？」
私の横に手をつき、少し悲しそうにそう言うぶるーく先輩。
これは所謂壁ドンというやつだ。
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すみれいん(プロフ) - 4ページ目で近すぎぃってなって、5ページ目で言っちゃったぁ！ってなりました。好きです。ありがとうございます。 (2022年7月26日 20時) (
レス) @page5 id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
おりーぶ。 - 途中泣きそうになったのに後半見てからニヤけが止まらない……神ですか？ (2021年8月28日 2時) (レス) id: a38d3e7402 (このIDを非表示/違反報告)
お餅の中のお餅 - 凄い好きです！！ 結婚しませんか？ ( ﾟдﾟ)ﾊｯ! 神に向かってなんてことを！！ 失礼いたしました！ (2021年8月1日 8時) (レス) id: 9d76c4111a (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの夢(プロフ) - めっちゃめちゃ面白かったです！！！！krさんいいですねー。もしよかったらなんですが、krさん視点とかも作って欲しいです！！更新は無理しないでください。 (2021年7月30日 21時) (レス) id: 59a61f3f5c (このIDを非表示/違反報告)
のん - あれ？夏祭りなんでチューしてたんですかね？読み返してみて疑問に思いました！ (2021年7月28日 16時) (レス) id: 73f49162b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー | 作成日時：2021年7月2日 4時
