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「お疲れ」
『お疲れ様です………って、シャークん先輩？！』
部活終わりのきんとき先輩かと思いきや目の前に立っていたのはシャークん先輩で。
『どうしてここに？』
「いや、俺もバスケ部だし」
『えっ！？』
驚いた。
シャークん先輩も、きんとき先輩と同じバスケ部だったみたいだ。
「てかさっきデカい声出してたけど」
『あ！実は！！先輩から個チャでラインきたんですよ！！』
嬉しさのあまり、私は身を少し乗り出してシャークん先輩に報告する。
そんな私を見たシャークん先輩は
よかったじゃん、と微笑んでくれた。
「Aちゃん、おまたせ」
私とシャークん先輩の間に、
きんとき先輩が割り込む。
入部手続きしといたよ、と報告してくれる。
私はありがとうございます、とお礼を言った。
＿＿＿＿そうだ
明日のこと、聞いてみよう。
『あの、きんとき先輩、部活なんですけど
明後日からじゃダメですか…？』
「なんか予定あった？」
『あ、えっと…先輩と約束するかも、で』
「え、きりやん？」
『はい』
「あー…そうなんだ」
きんとき先輩は少し考えた後に、
良いよ、と言ってくれた。
そして
「頑張ってね」
と私の頭を撫でた。
先輩と放課後何するのかな、
なんて考えていた私には、
きんとき先輩が少し寂しそうな顔をしていたのに気付く訳もなかった。
A明日の放課後、空いています!
早速ラインを送る。
なんて返信が返ってくるかな…
当たり前だけど、ドキドキする…
好きな人からのメッセージを待ってる時間って
どうしてこんなにも長く感じるんだろうか。
＊
あの後結局、先輩からラインが返ってくることはなく、今は部活終わりのきんとき先輩とシャークん先輩と下校中だ。
「ところでさ、なんでシャークんはAちゃんのこと呼び捨てなの？」
「普通にそっちの方が呼びやすくね？」
「いやまぁそれを言われたらそうなんだけどさ」
「だろ？」
「じゃあ俺も呼び捨てにしていい？Aちゃん」
『え、あ、私はなんでも大丈夫ですよ！』
私は会話の流れのまま返事をするけれど
頭の中は先輩からのラインのことでいっぱいだということは黙っておこう。
「あ、じゃあ俺らここで」
『あっ、はい！ありがとうございました！』
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すみれいん(プロフ) - 4ページ目で近すぎぃってなって、5ページ目で言っちゃったぁ！ってなりました。好きです。ありがとうございます。 (2022年7月26日 20時) (
レス) @page5 id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
おりーぶ。 - 途中泣きそうになったのに後半見てからニヤけが止まらない……神ですか？ (2021年8月28日 2時) (レス) id: a38d3e7402 (このIDを非表示/違反報告)
お餅の中のお餅 - 凄い好きです！！ 結婚しませんか？ ( ﾟдﾟ)ﾊｯ! 神に向かってなんてことを！！ 失礼いたしました！ (2021年8月1日 8時) (レス) id: 9d76c4111a (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの夢(プロフ) - めっちゃめちゃ面白かったです！！！！krさんいいですねー。もしよかったらなんですが、krさん視点とかも作って欲しいです！！更新は無理しないでください。 (2021年7月30日 21時) (レス) id: 59a61f3f5c (このIDを非表示/違反報告)
のん - あれ？夏祭りなんでチューしてたんですかね？読み返してみて疑問に思いました！ (2021年7月28日 16時) (レス) id: 73f49162b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー | 作成日時：2021年7月2日 4時
