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そんな私を見たきんとき先輩は
「あ…ごめん」
と、謝る。
少しｼｭﾝとしている彼を見て、私もなんだか失礼な態度を取ってしまったなと反省した。
そんな時、チャイムが鳴る。
『えと、きんとき先輩、聞いてくれてありがとうございました！』
私はきんとき先輩にお礼をして、
その場を離れようとする。
すると後ろから声がかかって、
「何かあったらまた聞くから」
いつでも言って、そう言ってくれた。
きんとき先輩は物凄く優しい。
もし、先輩と出会ってなかったら、私は彼に落ちていただろうというくらい魅力的な人だと思った。
＊
授業が終わり、下校時刻。
ゾロゾロと帰っていくクラスメイトがいる中、私は自身の机に顔を伏せ、ボーッと先輩のことを考えていた。
先輩は、私のこと、嫌いなのかな…
今日はいつも以上に、
頭の中がネガティブな思考でいっぱいになる
いつの間にか、教室に1人。
きっともう部活動以外の生徒はみんな帰っただろう。
もちろん、先輩も。
『帰ろ…』
私は立ち上がり、教室を去る。
はぁ、
と重いため息を吐きながら階段を降りた＿＿＿＿
と思いきや、踏み外してバランスを崩してしまう。
『…ッ』
私はこれから訪れるであろう衝撃を察し、ぎゅっと目を瞑った。
だけど、
私が想像した衝撃が来ることはなくて、
腕を伝ってぐいっと後ろ側に引っ張られた身体は落ちることなくバランスを取り戻せた。
「何やってんの馬鹿！危ないじゃん！」
『せん、ぱい…？』
目の前には、
超焦った、と私の腕を掴んでいる先輩がいた。
「怪我したらどうすんの」
『えっと、ごめんなさい…』
先輩は、普段よりも低い声で私にそう言う。
それはなんだか怒ってるような、そんな感じだった。
「偶々俺が居たから良かったけど、3回目があったら助けられるかわかんないから」
『はい、あの、気をつけます…』
なんだか説教を受けているような気持ち。
だけど、もしかしたら、先輩は私のことを心配してくれてるんじゃないだろうか。
そんな風にも思えたんだ。
掴まれた腕に視線を落とすと、
出会った頃を思い出す。
あれ＿＿＿＿＿＿＿＿？
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すみれいん(プロフ) - 4ページ目で近すぎぃってなって、5ページ目で言っちゃったぁ！ってなりました。好きです。ありがとうございます。 (2022年7月26日 20時) (
レス) @page5 id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
おりーぶ。 - 途中泣きそうになったのに後半見てからニヤけが止まらない……神ですか？ (2021年8月28日 2時) (レス) id: a38d3e7402 (このIDを非表示/違反報告)
お餅の中のお餅 - 凄い好きです！！ 結婚しませんか？ ( ﾟдﾟ)ﾊｯ! 神に向かってなんてことを！！ 失礼いたしました！ (2021年8月1日 8時) (レス) id: 9d76c4111a (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの夢(プロフ) - めっちゃめちゃ面白かったです！！！！krさんいいですねー。もしよかったらなんですが、krさん視点とかも作って欲しいです！！更新は無理しないでください。 (2021年7月30日 21時) (レス) id: 59a61f3f5c (このIDを非表示/違反報告)
のん - あれ？夏祭りなんでチューしてたんですかね？読み返してみて疑問に思いました！ (2021年7月28日 16時) (レス) id: 73f49162b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー | 作成日時：2021年7月2日 4時
