幼馴染はムズカシイ。【Shk】

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『実はね、私もよく分かってないんだ〜…』



私は素直にきんときくんの好意を受け取ることにした。
なかむくんやスマイルくんと同じで、きんときくんが話を聞き入れてくれる事実そのものがうれしかったから。



kn「好きなんじゃないの？シャケのこと」

『好きだけど…恋愛の意味でっていうと分かんないの』

kn「ふーん…なるほどね」



そのあと、私はきんときくんに質問されるがまま
思ってることを話した。


シャークんのことはもちろん、
なかむくんやスマイルくんに話を聞いてもらってることも言ったし、
希愛ちゃんについても、話した。



kn「Aちゃんはシャケが姫谷さんのこと好きだと思う？」

『…分かんない。けど、シャークんの笑顔が私に向けられてるものと違った気がしたんだよね。
だから、好きになってもおかしくないんじゃないかなぁとは思うかな。』

kn「…じゃあ、Aちゃんはさ、なんであの2人見て隠れたの？」

『え、』



そういえば…なんで、だろう？
体が勝手に動いちゃったのはそうだけど…


私はその時の気持ちのことを思い出してみようとした。


シャークんと希愛ちゃんを見て
うまく行ってるんだよかった、
という協力者の立場としての感想と、
希愛ちゃんに笑いかけたシャークんを見た時胸がちくっとして苦しくて…
でも2人と目が合えば、私は2人の邪魔をしてしまうかもって思って…それで………。


あれ、ちくっとしたのってなんでなんだろう？
……あ。もしかしてこれもそうなのかな。



『多分…幼馴染離れできてないから…？』

kn「んー少なからずそれもあるかもしれないね」

『やっぱり、そうだよね、』

kn「でもぶっちゃけ2人の姿見て傷付いちゃったでしょ？」

『傷付いた……？』

kn「胸がグッて苦しくなる感じって言えば良いのかな」



胸がグッと苦しくなる………
それは最近の私がよく、感じてたことだ。
希愛ちゃんのことがあってから、よく。
さっきも、そう。

あれ、わたし、もしかして



『………傷付いてたの、かも。』



そう言葉に出せば、私の目から自然と涙がこぼれ落ちた。
そんな私を見てきんときくんは、
ごめんね、泣かせるつもりなかったんだけど…とハンカチを貸してくれた。


きんときくんの所為じゃない。


そう伝えたくて首をブンブン振った。



kn「Aちゃん」

『なに？』

kn「俺もね、なかむとスマイルと同意見。」

『うん、』

kn「だから、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」

『……え？』



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