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.時は遡りyou side
きりやんくんときんときくんと別れた後、
シャークん焼肉、明日行かね?
私は携帯の通知をじっと見つめながら考えていた。
幼馴染であるシャークんからのメッセージ。
いつかの帰り道、次は焼肉行きたいっていう話をしたっけ。
結局まだ行ってないなあ〜、
行きたいな〜、なんて。
でも、希愛ちゃんのことが頭をよぎる。
協力してるわけだし、
行くのは、やめた方がいいよね…。
そう思い、返信を返さずに、私は携帯を閉じた。
*
na「Aちゃん〜、今日俺とご飯食べない?」
sm「おい。Aは俺と食べるから」
na「は?なんだよスマイル、俺Aちゃんと食べたいんだけど!」
sm「悪いけど他当たってくんね」
na「なーんでだよ‼︎お前が引けよ‼︎」
ご飯…どうしようかな。
いつもシャークんと食べてたからな。
でも、希愛ちゃんに悪いよね。
適当にひとりで食べようかな。
うん。それがいいよね。たぶん。うん。そうだよね。
na「ねー、Aちゃんどう思う?」
sm「A?」
『えっ⁉︎あ、何⁉︎
てか、どうしたの?2人して…』
sm「Aの取り合い」
『へっ⁉︎』
na「Aちゃんは俺かスマイルどっちとご飯食べたい?」
『えぇ???』
なかむくんと…スマイルくん…
どっちが良いとかそういうのは全然無くて。
誰を選ぶかっていう思考になった時
頭に思い浮かんだのはシャークんだった。
でも、今それを言っても
きっと意味なくて何も変わらないから…。
『3人で食べる…?』
そう声に出した。
みんなで食べた方がきっとみんな幸せだし楽しいもん
na「Aちゃんはそう言うと思った!」
sm「どこで食う?」
2人はそれを承諾してくれた。
どこ…屋上…?
でもシャークんも屋上で食べてたらどうしよう。
シャークんが行かなさそうな場所……
『裏庭とかは?日陰だし‼︎』
sm「良いじゃん」
na「決まりー!じゃあ行こうぜ!」
去年も裏庭はクラスから少し遠かったし、
行ってるイメージが無かったから私は裏庭を選んだ。
裏庭に向かう途中、
希愛ちゃんと数名の女子と目が合って
少しひやっとしたけど
特に何事もなく裏庭に到着。
私たちは椅子に腰掛け
お弁当をテーブルに広げた。
シャークんの姿は……見えない。
良かった…裏庭に居なくて。
ほっとする心と一緒に私は一息ついた。
.
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ゆー(プロフ) - nsさん» コメントありがとうございます‼︎そう言っていただけて物凄く嬉しいです…‼︎言葉を励みにこれからも頑張ります‼︎^^ (2022年10月30日 1時) (レス) id: ad479b9abd (このIDを非表示/違反報告)
ns - めっちゃ好きです!!!!1話から一気読みしました!!!頑張ってください!!!陰でこっそり応援させていただきます!!! (2022年10月29日 15時) (レス) @page46 id: 8156faff94 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - kamochan_721さん» コメントありがとうございます‼︎ふぁぁぁめちゃめちゃに嬉しいです…‼︎至らない点沢山あって読みづらいかもですが…その言葉を励みに頑張ります‼︎^^ (2022年10月18日 2時) (レス) id: ad479b9abd (このIDを非表示/違反報告)
kamochan_721(プロフ) - ゆーさんの作品ほんっっとに大好きです、!!!これからも陰ながら応援させて頂きます、、! (2022年10月17日 17時) (レス) @page33 id: d0e0a84e1e (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - たまさん» コメントありがとうございます‼︎物凄く励みになるお言葉ありがとうございます…!これからも頑張ります‼︎^^ (2022年10月9日 10時) (レス) @page23 id: ad479b9abd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆー | 作成日時:2022年8月28日 0時