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A「ありがとう、きりやん」
kr「俺、何も出来てないよ」
A「ううん。きりやんがいなかったら私、多分普通じゃいられなかったよ」
kr「…Aの為なら何でもするから」
A「ふふ、大袈裟だよ」
未だ抱き合っている為お互いに顔は見えてない。
だけどこんなにも相手を思いやる気持ちが感じ取れるのは、きっと小さい頃から一緒にいたから。
幼き頃に過ごした日々は、私たちにとってそれだけかけがえのないものだったんだ。
A「あ、そうだ。」
そう言い身体を離すと、きりやんはどうした？と聞く。
私は、テッドくん達がいる村は貧しくて畑の水も枯れてるくらいだったから山岳付近に滝はないか探していたところだった事を話した。
kr「それなら来る時見たな」
A「えっ、ほんと？！」
kr「滝じゃなくて水源だけど」
水源？！滝よりも都合が良さそうなその場所に私は早く行きたくて
A「水なら何でもおっけーだよ！行こう！」
と、ズカズカと恐らくきりやんが歩いてきたであろう道へ足を進めて行った。
kr「え、ちょ、A場所しってんの！？」
A「知ってる訳ないけど…」
kr「いやそーだよね！？」
A「えー…と、こっちであってる？」
kr「あーほら、ちゃんと俺が案内するから！」
大人しく着いてきて、ときりやんは感覚のない私の手を握り引いてくれた。
確かにきりやんが見つけたんだからきりやんしか分からないのに、
考えるよりも行動だと思ってしまった私は、少し危なっかしく思われたような気がした。
…思われてないと良いけど。
そのまま進み続けると、
私が見た山岳の180度とはいかないが、だいたい反対側についたのだろうか
落とし穴のようになっている地形に水が溜まっていた。
A「あ、」
私はその水を見れば、ある重要なことに気付いてしまったんだ。
kr「ん？」
A「きりやん、私…手ぶらできちゃった！！」
kr「はああああ！？」
いやまぁ何も持ってないなぁとは思ってたけどさ！ときりやんは言葉を続ける。
水を取りに来ようとして何故バケツを持っていくという選択肢に至らなかったかは
私が思い立ったらすぐ行動してしまう所為だろう。
うん。絶対その所為だ。
kr「街でバケツくらい借りれると思うけど、行く？」
ついでに彼奴らにも会ってやってよ、ときりやんが提案する。
勿論、私は承諾した。
なかむときんとき、元気かな。
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璃音(プロフ) - 初コメ失礼します…！knさんに1票お願いします！ (2021年8月31日 17時) (
レス) id: 5b6ab789a5 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 間違って2回押してしまいました。すみません (2021年8月30日 22時) (レス) id: c28a720460 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - smさん推しなのでsmさんに1票入れます！ (2021年8月30日 22時) (レス) id: c28a720460 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - smさん推しなのでsmさんに1票入れます (2021年8月30日 22時) (レス) id: c28a720460 (このIDを非表示/違反報告)
りゃま - 良ければsmさんが良いのでsmさんに入れさせて頂きます (2021年8月30日 21時) (レス) id: b71400f95b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー | 作成日時：2021年6月10日 21時
