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-ワイテ城下町-
次の日、私は早速ワイテ城下町に来ていた。
自室だけでなく、
お城の出入りまで許可されているなんて驚いた。
意外に、自由にして良い感じなんだ…？
そう思うと、
気を張っていたのが、急に楽になる。
ワイテ城下町は
ドライアルの城下町より、賑わっていた。
ところどころにある風船は
お祭り気分を増幅させるし、
パン屋さんもポーション屋さんも
品揃えが豊富であった。
きっとワイテ王国は
相当お金があるんだろう。
そう思った。
＊
城下町の至る所を見て歩いたが、
結局ぶるーくとしゃけは見つからず、
私は自室に戻っていた。
A「もしかしたら、きんときたちみたいに、隣の街とかに住んでたり…」
それだとしたら、絶望的な気がする。
城下町から出るのはさすがに許可されていない。
A「…はぁ、これじゃあ私、
ほんとに婚約しに来ただけの人じゃん…」
うう…と、枕に顔を突っ込む。
もう何も考えたくない。
そんな時、コンコンと、自室の扉がノックされた。
はい！といって扉を開けると、
使用人さんが夕食を運んできてくれた。
…めちゃめちゃ美味しそう。
そう思っていた矢先、
使用人さんは王様からの伝言を伝えてくれた。
それは、今晩第一王子が部屋に来る、との事だ。
今晩というのは、
私が食事を終え、お風呂に入り、就寝準備を済ませた夜中に近い時間帯のことを指しているのだろうか
えっ………
待って………
それって…………
初夜を迎えるってこと……！？！？！？！？！
ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ
さすがに、それはない、よね、？
あまりにも無縁すぎた思考のせいで
危うく喉を詰まらせるところだった。
仮に、もし仮に
私と結婚したいくらい
好いてくれているんだとしても、
さすがに初対面で
いきなりそんなことには……
ならない、はずだよね…？
恋愛に"無縁"の私は、
考えるだけでドキドキしてしまうほどだった。
確かに、今まで、
なかむ達に抱きしめられたり、手を握ってもらったり、いろいろしたけど、
あれは、大切な仲間だからこそだったし、
それに…
あーだこーだ、と考え事を全部口に出している私は、もう止まらないだろう。
＊
そして、食事と就寝準備を終わらせ、
自室のベッドに正座して待っていると、
ｺﾝｺﾝ
ノックの音が聞こえた。
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璃音(プロフ) - 初コメ失礼します…！knさんに1票お願いします！ (2021年8月31日 17時) (
レス) id: 5b6ab789a5 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 間違って2回押してしまいました。すみません (2021年8月30日 22時) (レス) id: c28a720460 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - smさん推しなのでsmさんに1票入れます！ (2021年8月30日 22時) (レス) id: c28a720460 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - smさん推しなのでsmさんに1票入れます (2021年8月30日 22時) (レス) id: c28a720460 (このIDを非表示/違反報告)
りゃま - 良ければsmさんが良いのでsmさんに入れさせて頂きます (2021年8月30日 21時) (レス) id: b71400f95b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー | 作成日時：2021年6月10日 21時
