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-城下町-
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××年○月×日
今日は特別な日、だったはず。
だけど、ぶるーくくんとしゃけくんに会えなかった。
私たちの秘密の抜け道には一枚の紙があって、
そこにはぶるーくくんとしゃけくんからのメッセージが書いてあった。
"会えなくなった"
その文字を見て、私は泣いた。
なかむくんや、みんなが慰めてくれた。
でもやっぱり7人で過ごしたかった。
私にとって、凄く大事なことなのに。
会えなかった。
悲しい。つらい。
どうしちゃったの？
なんで会えなくなったの？
次は会えるのかな…
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A「…………」
母「Aー？おつかい頼めるかしらー？」
A「…はーい！」
ﾊﾟﾀﾝｯ
少し埃の被った古びた日記を閉じて一階へ向かう
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ごめん。今日は会えなくなった。
気をつけて。
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あの日から、6年。
年に3回あった特別な日も、もう意味を無くしていた
あれから私達は、7人でも…
5人でも集まる事は一度もなかったのだ。
この6年の間、いろんな事が起きた。
なかむの両親が病気で亡くなった事。
隣国であるワイテ王国との協定が結ばれた事。
隣町の子供達が行方不明……つまり、
きんときと、きりやんも行方不明になった事。
若くしてスマイルがドライアル王国の調合研究員の一員になった事。
そして、
他の人にはなくて私にある特殊な力が暴走した事。
いろいろありすぎて、頭がついていかない。
A「明日で、16か…」
そう、ちょうど
私は明日、16歳の誕生日を迎えるのだ。
誕生日だけど、
素直に喜ぶことも出来なくなっていた
私の力がはじめて暴走した、14歳の誕生日の日。
一緒に祝ってくれたお母さん、なかむ、スマイルを巻き込んでしまったのだ。
幸い怪我はなかったものの、
部屋はぐちゃぐちゃ、
空き巣に入られたかのようになっていて
自分の力はなんなのか。
その正体不明のものに怯えるようになってしまった。
医者によると
歳を重ねた日に力が解放されやすく、
使いこなせるようにならなければ
一生、暴走という苦しみから逃れる事はできないという。
だから、
誕生日の日はひとりになるって決めている。
おつかいを終えたら、
白樺の森に行こう。
A「私は、私に出来ることをしなくちゃ…」
パン屋さんで買い物を済ませ、
ポーション屋でお母さんに頼まれていたものを買い、帰ろうと家の方角を向いた途端、
？「Aっ？」
誰かに腕を掴まれた。
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璃音(プロフ) - 初コメ失礼します…！knさんに1票お願いします！ (2021年8月31日 17時) (
レス) id: 5b6ab789a5 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 間違って2回押してしまいました。すみません (2021年8月30日 22時) (レス) id: c28a720460 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - smさん推しなのでsmさんに1票入れます！ (2021年8月30日 22時) (レス) id: c28a720460 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - smさん推しなのでsmさんに1票入れます (2021年8月30日 22時) (レス) id: c28a720460 (このIDを非表示/違反報告)
りゃま - 良ければsmさんが良いのでsmさんに入れさせて頂きます (2021年8月30日 21時) (レス) id: b71400f95b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー | 作成日時：2021年6月10日 21時
