第九話 ページ10
ーーーー…
で、冒頭に戻る。
「おーい。さっさと諦めて同行しろィ」
『うっさいわっ!!追いかけるなら私じゃなくて桂にしろォォオオオ!!!』
「お前から話聞くのが先でィ。…どうしても来ねェならしかたねェな」
その言葉に嫌な予感がし、後ろを振り向くと片手運転しながら窓からバズーカを取り出しこちらに向けている沖田。
『う……そ……』
私のつぶやきをかき消すようにバズーカが放たれた。
『ぎゃァァアアアア!!!!!』
ーーーーーーー…
『し、死ぬかと思った……』
ギリギリ違う場所に命中し、爆風で奇跡的に路地の方へ飛ばされた。
きっと沖田からは視界外だろう。
それにしても、あの警官馬鹿なんじゃないの!?
犯罪者取り締まる側なのに犯罪者になってない!?
世も末だわ……
『帰ろ…』
なんだか今日は外にいてもいいことない気がする。
むしろ災難が降りかかってきそうな……
私は立ち上がって着物に着いたホコリを払うと、路地の奥へ進み真逆の道へ向かった。
『……沖田にバレないように帰ろう』
真逆の道だし車の奴はそんなすぐにはこっちに来れないだろう。
「待て」
『え?』
こっそりと帰ろうと家の方向に足を動かすと、後ろから男の声。
振り向くとそこには刀を腰にさした男達。
10人くらいだろうか。
『……何か用ですか』
「お前、真選組の沖田総悟の女か」
『んんん?』
なにを馬鹿なことをおっしゃってるんですか?この人は。
「さっき仲良さそうに話していたよな」
『はぁ?』
さっき……?
さっきのあの絡みを見てどこをどう見たら仲良さそうに見えたのか。
『あの……眼鏡屋さんはあっちですよ』
「は?」
『あ、いや、なんでもないです』
また面倒なことに巻き込まれてるよね私。
厄日だ。
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雪だるま - 銀ちゃんの娘...!!.+:。 ヾ(◎´∀`◎)ノ 。:+.ちなみに母親は誰なんですか? (2018年10月5日 22時) (レス) id: 9c5c3e2020 (このIDを非表示/違反報告)
さつきち(プロフ) - みみさん» わぁぁぁああ!!!本当ですね!! 前半消えてていそいでつくりなおしたんですけど載せてたんですね良かったです〜お知らせありがとうございます!! (2017年1月20日 18時) (レス) id: faee2cb2ed (このIDを非表示/違反報告)
みみ - 30話と40話、同じ話ではないでしょうか…? (2017年1月20日 18時) (レス) id: 3460ff137f (このIDを非表示/違反報告)
さつきち(プロフ) - まめみかんさん» 最近時間が無くてあまり書けずにいますが時間があれば書きたいとは思います!ありがとうございます! (2016年12月28日 14時) (レス) id: faee2cb2ed (このIDを非表示/違反報告)
まめみかん(プロフ) - 面白いですっ!トプ画がすっごくお上手で羨ましいです〜♪他のイラストも描いて欲しいです!! (2016年7月9日 12時) (レス) id: 38d08b875a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さつきち | 作成日時:2015年12月28日 22時