第六話 ページ7
「にゃー」
『いいよー、そのまま……そのまま動かないで……』
「にゃっ」
『あァァァア!!!どこ行くのよ!!!待ちなさい!』
ちょこまかと人混み通りやがって……
『ちょっと!!待ちなぶっ!!!』
「てェ…」
『痛ったぁ……スミマセ……あ』
ぶつかった頭を抑えながら上を向くと、そこには先日私をチビ扱いしてきました栗色頭警察が立っておりました。
『うっわ、最悪……』
「ぶつかっといて最初の言葉がそれかィ」
『口に出しちゃってた……すみません。前見てなくって』
「お前…この前のちんちくりんじゃねぇか」
『誰がちんちくりんだよ!!』
ほぼ初対面の人に対しての態度じゃないよね!?
何この人!!
「お」と沖田は私の方に手を伸ばす。
「よく見りゃお前も天パ遺伝してんじゃねぇか。やっぱ旦那の娘だけあらァ」
そう言って沖田は私の横髪をさらりと触った。
『んなっ……』
少女漫画的にはこの時ドキッとかするんだろうけど、相手得体の知れない変な警察ですからね。
そんな反応になるわけもなく……
『触んなやっ!!!』と沖田の頭にチョップを落とす。
「なにしやがんでィ」
『誰に許可とってあたしに触ってんのよ。セクハラで訴えるわよ』
「なんで俺が訴えられなきゃなんねぇんだよ」
『私がセクハラと思ったから!!不快なの!』
沖田を睨みあげているとなにかを忘れてることに気づく。
ん?
『あァァア!!!猫!』
「なんでェ、うっるせぇな」
『あたしあんたと話してる暇ないの!それじゃあ!』
あたしは沖田をすり抜け再び猫を探し始めた。
まさかこれを境に、出かける度に沖田と会ってしまうなんて思ってもいなかったです。
ーーーーーー
みなさん、あけましておめでとうございます。
ひとくくり出会いのシーンを前回書かせていただいたのですが、なんとランキングランクインだったりしおり数が3桁だったり……
本当にありがとうございます!
コメントや評価を見てニヤニヤしております(笑)
これからも更新していくので本年も宜しくお願いします。
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雪だるま - 銀ちゃんの娘...!!.+:。 ヾ(◎´∀`◎)ノ 。:+.ちなみに母親は誰なんですか? (2018年10月5日 22時) (レス) id: 9c5c3e2020 (このIDを非表示/違反報告)
さつきち(プロフ) - みみさん» わぁぁぁああ!!!本当ですね!! 前半消えてていそいでつくりなおしたんですけど載せてたんですね良かったです〜お知らせありがとうございます!! (2017年1月20日 18時) (レス) id: faee2cb2ed (このIDを非表示/違反報告)
みみ - 30話と40話、同じ話ではないでしょうか…? (2017年1月20日 18時) (レス) id: 3460ff137f (このIDを非表示/違反報告)
さつきち(プロフ) - まめみかんさん» 最近時間が無くてあまり書けずにいますが時間があれば書きたいとは思います!ありがとうございます! (2016年12月28日 14時) (レス) id: faee2cb2ed (このIDを非表示/違反報告)
まめみかん(プロフ) - 面白いですっ!トプ画がすっごくお上手で羨ましいです〜♪他のイラストも描いて欲しいです!! (2016年7月9日 12時) (レス) id: 38d08b875a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さつきち | 作成日時:2015年12月28日 22時