第四十話 ページ42
『んっ、んぁぁあああ……あ"ー…くっそねみぃ』
……10時か。
今日は少し早起きだな。
二度寝する前にとりあえず水飲もーっと
「…………ぁ…、ぃ……」
「ゴルぁぁあ!!!!?」
「ぎゃぁぁああ!!!」
『うるせー…朝からテンション高いな。頭いてぇ……』
居間から聞こえる騒がしい声が寝起きの頭に響く。
私が低血圧なの知ってんでしょー。猿みたいにキーキー言いやがって…。
まじで怒るよ。私キレちゃうよ。
『うるっせーんだよ。何時だと思ってんの追い出すぞ』と引き戸を無造作に開ける。
と、見たこともない女が納豆まみれになって倒れていた。
『………、……………』
「っあ……颯希ちゃん……」
「颯希……いや、これは違くてだな」
「颯希違うアル!!銀ちゃんが女をお持ち帰りしてきたとかじゃなくてその…「神楽ちゃん全部言っちゃってる!!!」
『…………………………』
「銀さん、誰この子…はっ、まさか私以外にも女が!?ちょっと貴女!どなたか知りませんけど、銀さんは私のものですからっ」
「さっちゃんさん!!その人は…」
『……………………はぁぁぁあ!?』
何を言っているのこの女は。はい?私がこのクソ天パの女?私の年齢わかってるの?犯罪だわ。ってそこじゃないな。論点は。大体誰よこの人。本当に初めて見るんですけど。納豆まみれのままメンチ切ってきて床はどんどんネバネバになるし、それになんだか臭い。なんなの夜に女連れ込んでたの。神楽の影響に悪いじゃない何考えてるのこのオッサンは。それより……ん?え、あー…うーん……えっとぉ……なに、ちょっと理解が追いつかないわ。
「えっと……颯希?待て、誤解なんだ……な?」
「誤解ぃー?違うでしょ銀さん。私と銀さんは「お前ちょっと黙ってろ!!!」
「颯希ちゃん、ほんとうに誤解なんだよ!!……誤解かな…?」
『…………』
「颯希……」とお父さんが私に手を伸ばしてきたけれどそれをパシンっとはらい、部屋に戻り着替えを済ますとそのまま家を出た。
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雪だるま - 銀ちゃんの娘...!!.+:。 ヾ(◎´∀`◎)ノ 。:+.ちなみに母親は誰なんですか? (2018年10月5日 22時) (レス) id: 9c5c3e2020 (このIDを非表示/違反報告)
さつきち(プロフ) - みみさん» わぁぁぁああ!!!本当ですね!! 前半消えてていそいでつくりなおしたんですけど載せてたんですね良かったです〜お知らせありがとうございます!! (2017年1月20日 18時) (レス) id: faee2cb2ed (このIDを非表示/違反報告)
みみ - 30話と40話、同じ話ではないでしょうか…? (2017年1月20日 18時) (レス) id: 3460ff137f (このIDを非表示/違反報告)
さつきち(プロフ) - まめみかんさん» 最近時間が無くてあまり書けずにいますが時間があれば書きたいとは思います!ありがとうございます! (2016年12月28日 14時) (レス) id: faee2cb2ed (このIDを非表示/違反報告)
まめみかん(プロフ) - 面白いですっ!トプ画がすっごくお上手で羨ましいです〜♪他のイラストも描いて欲しいです!! (2016年7月9日 12時) (レス) id: 38d08b875a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さつきち | 作成日時:2015年12月28日 22時