異能者たちの学園１章【オリジナル】 (ページ50)

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第四十九話ページ50

むくり、と起き上がる。

誰かの気配がしたのだ。

寝ぼけ眼だが、｢それ｣は味方ではないことだけ、分かっていた。

寐｢あら、誰かしら｣

？｢私は貴女を殺しに来た暗殺者です。｣

無機質な声だった。

フードを被った｢暗殺者｣と名乗る人物はそのまま話始めた。

？｢学園側は、貴女を排除すると決めました。これはもう変えることの出来ないこと。だから、大人しく、｣

暗殺者はナイフを出す。

形からして、悠太ではない。

？｢大人しく、殺されてください！｣

暗殺者はナイフを投げてきた。

瞬間に私は机に手をつき、そのまま大きく飛び、相手の後ろにまわった。

？｢？！｣

寐｢………………邪魔？排除？ふーん、私は学園の為に一生懸命働いてきたんだけど、それでも邪魔って言うのね。あー、馬鹿らしいわ。｣

鎌をそのまま造りだし、相手の首に当てる。

寐｢ふざけないで頂戴………！！！！｣

瞬間。

部屋に入ってきた、誰か。

夜｢……な、！？｣

影縫夜鷹。

思い出した。

私の、幼馴染み。

蘇ってくる記憶。

寐｢、あ、あ、あ、………………ああ、ああ！｣

沢山倒れている人。

その中心にいる、

男の子。

寐｢なんで、なんで！なんで！｣

夜鷹に近づき、肩を揺さぶる。

寐｢、なんで……私の家族を……殺したの？｣