第四十五話 ページ46
結「どうされたんですか?」
いつものように、書類の整頓をしていると結羽に言われた。
寐「…なにがよ?」
結「さっきから溜め息ばかりついているので。なにかあったのではないか、と思いまして。」
寐「……最近、視線を感じるのよ。」
静かに言うと、
結「はあ?」
なに言ってるんだ、コイツみたいな顔をされた。
寐「……なんか勘違いしてるようだけど、ストーカーとかの類ではないわよ?」
結「ですよねー!寐莠お嬢様にストーカーするやつなんかいませんよねー!居たら馬鹿ですよ、ソイツ!(笑)」
爽やかな笑顔がムカついた。
寐「…ああ、そうね…………(怒)」
結「ん?じゃあ、その類じゃないなら、なんなんですか?」
寐「………殺意のこもった視線だっだわ。」
結羽の目が見開く。
寐「…理事長から仕事意外で電話があった所、私、そのうち殺されるわ。」
結「じゃあ、その時は、全力で守らせて頂きます。」
にこりと笑う結羽。
寐「あら、珍しい。」
結「俺はお嬢様に支える身なので。」
寐「…なら、私を外に出したらどうかしら?」
結「今は駄目です。そのうち、」
寐「じゃあ、期待しておくわ。」
結羽はまた、にこりと笑った。
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作者名:シア@卯月 雛菊余接 | 作成日時:2014年3月21日 22時