第三十三話 ページ34
夜鷹と結羽が出ていった。
一人で紅茶を飲んでいたら、さっき来た橘 悠太がまた入ってきた。
すっごくニコニコで。
寐「…なんの用かしら?」
すると、寄ってきて私の手を握り、
悠「気に入った」
と、一言。
寐「……………………そ、そういうのは、お断りよ…………」
結羽はこういう時に限って帰ってこない。
悠「寐莠が気に入った!」
寐「二回も言わなくていいわよ!?」
結「ただいま戻りま…………………え、」
結羽が帰ってきた。
寐「…ちょうど良かったわ!結羽、助けなさい!」
実は私は詰め寄られたり、顔を近くされるのが苦手だ。
挙動不審になるのだ。
クールじゃなくなる。
寐「…た、たた、助け、なさい!」
ニヤリと、
兄弟は笑う。
まずい。非常にまずい。
結「お嬢様、お言葉ですが、人に物を頼むときはちゃんと礼儀をですね、」
悠「^^」
寐「…なにが言いたいわけよ?」
結「はい、率直に言いますと、頭を下げろ、というわけです。」
寐「率直に言いすぎよ!」
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結「いたー」
悠「………………………………」
とりあえず、叩いた。
グーで頭を叩いた。
サド兄弟、悶絶中。
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作者名:シア@卯月 雛菊余接 | 作成日時:2014年3月21日 22時