本当にコミュ障だったのか？【稲荷崎、宮侑】 (ページ6)

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んぎりとはページ6

A『はぁーーー』

教室に戻り菓子パンをやけ食いした。それでもまだイライラは収まらない、何にも悪いことしてないのに。

せめて愚痴でもこぼせれば、だが今の私には友達なんていない。愚痴もこぼせずクソでかため息ばかりついていると

「どうしたの？そんなため息ついて」

スナくんだ

うーん…

さっきあったことを話そうか迷った、急に全く話したことない隣の人が愚痴っていたら引かれるかもしれない、だがそれよりもこのイライラをぶちまけたかったので話すことにした。

A『実はこんなことがあって……』

角名「えぇ流石にそれは引く」

A『本当に自己中すぎて話が通じないと言いますか…』

そう言うと

角名「まぁ、侑は結構捻くれてるからね俺から言っとくよ部活いっしょだし」

A『えっそうなの？』

角名「まぁね、バレー部なんだけど結構有名だと思ったけど」

A『そういえばそっか、じゃあよろしくおねがいします』

角名「そういえば敬語やめない？同学年だし」

A『うん…分かった……』

久しぶりだ、家族以外にタメ口なのは

角名「なんか柊さん感情豊かになったね』

A『そう？』

まぁあの頃よりはコミュ力は上がったけど…

角名「うん、前はロボットみたいだった」

A『そんな！？』

角名「うん」

A『まじか』

角名「昼休み後少しだけど暇だからしりとりしよ」

A『いいよ、じゃあしりとりの“お”』

角名「“お”なくね、お餅」

A『地理』

角名「律儀」

A『ギロチン…あ』

角名「怖、んついてるし…ンギリ」

A『ンギリとは…』

角名「スワヒリ語でイボ猪」

A『博識だね、り、り、リモート』

このしりとりはチャイムがなるまで続いた。

スナくん思ったより博識でびっくりした、まぁ勉強できるイメージはあったけど。

あ、授業終わったら口止めしないと宮くんに言っておくって言ってたけど愚痴ってたことバレたら私は死ぬ、まず宮くんにボロクソに言われ双子ファンにフルボッコだ。