本当にコミュ障だったのか？【稲荷崎、宮侑】 (ページ5)

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かれーぱん…… ページ5

侑「クッソなんでプリン３つもあいつのために買わんといけんのや」ボソッ

この様子だと喧嘩負けたのか、いや引き分け？

そう考えているとふと目に入った、カレーパンだ最後の一個だったので早く取ろうと手を伸ばしたら誰かにとられてしまった。

影ができていたので上を見るとさっきまで奥の廊下にいた宮くんがカレーパンを取っていた。さっきまで奥の方にいたのに、足速いな…

侑「なんや自分」

A『あっ…いや別に』

侑「ふーん」

そう言い宮くんはカレーパンとプリンを買っていた。なんかやな感じーと思いながらそこにあったクリームパンとミニメロンパンを買った。

菓子パンでお腹にたまるか心配だったがミニメロンパンも買ったし大丈夫かと思い歩いていたら、宮くんがハンカチを落としていた、拾って届けようとハンカチを拾い…

前を歩いていた宮くんに声をかけた

A『あの、ハンカチ落としましたよ』

敬語になってしまった、まぁ変には見えないか。「すまん、ありがとさん」くらい言われるかと思っていたら宮くんが振り向いて

侑「どうせお前、俺のポッケから取ったんやろ、落とし物を届けて気に入ってもらいたいのが丸見えやわ～」

カチン

いやいやいや、は？なに言ってんの私ら初対面だろ自意識過剰すぎだろ、イケメンだって言っていいことと悪いことあるだろ

侑「最近多いねん、こんな感じに良い子ぶったり、気に入られたいからってこう言うことする子ほんまうざいわ～」

いやまじでめんどい

A『私そんなつもりじゃないんですが』

そうだ、黒歴史変えたいのなら出来るだけ問題を起こさず、かつ穏便に。

下手に言って相手をイラつかせないように

侑「ほらどーせいい子ぶって気に入れられたいんやろ」

いや捻くれすぎだろ！

このままではこの子の将来が危ない…

少し注意も兼ねて言ってやろう

A『さっきから黙って聞いてたんですが…』

流石に言ってあげないと…一度社会に出たこのアラサー近いこの先輩が教えておこう

A『さすがにk「侑～北さんが呼んどる～～」

侑「おん、わかったわ～」

そう言い宮くんはこの場を去ろうとしていた…と思ったが舌打ちされた
はぁ！！？本当になんなの、態度悪っそう思い少しムカムカしながら教室に戻った