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トニ「A！」
『あ、トニー！おかえりなさい！』
トニ「おかえりじゃない！どこいってたんだ！」
少し怒っているようで眉間に皺を寄せている
『ロケットと林に、兎を見つけて、あ、
向こうにすごい綺麗な花畑があってね、それで』
トニ「……」
説明しても彼の顔が晴れることは無く、むしろ更に怒らせているようだ。
『どうしたの？』
トニ「……どうしたって？
……こっちは心配したんだぞ、
帰ったら部屋はもぬけの殻、書き置きもない！
ロキやソーも知らないって言うし、
そのアライグマが着いていても安心できない」
ロケ「あ？誰がアライグマだって？」
『ロケットよ』
トニ「どっちでもいい！
……はぁ、せめて書き置きか…
ソーを連れて出掛けてくれ。
帰って来て居なくなってたら凄く怖い。」
彼の言葉に自分の行動が軽率だったと知らされた。
『……ごめんなさい。』
そう謝るとトニーはため息を吐きながらも私の頭を撫でた。
トニ「で、そこの2匹の兎はなんだ？」
声のトーン的にまた怒られそうな事を察知した…
『今日見つけたの。懐いて着いてきちゃって』
トニ「まさか飼う気じゃないよな…」
『……だめ？』
トニ「だめ」
食い気味でそういうものだから少しムッとなってしまう。
『なんで？』
トニ「世話の仕方なんか知らないだろ？」
『調べる』
トニ「動物ってのはいつか死ぬんだ。
君の悲しむ所なんて見たくない。」
『でも、』
トニ「それにもう1匹いるようなものなんだから
さらに2匹増えても世話出来るのか？」
トニーはロケットをチラッと見てそう言う
ロケ「ちっ、いい加減に」
『いいもん、ナターシャに聞くし、
ロキもお世話手伝ってくれるよ！
トニーと違って！』
スタスタと足を進め、建物に向かって歩く。
トニ「なっ！ロキだって？！」
後ろからトニーが焦ったように追いかけてきた。
建物の中に入り兎も当然部屋を走り回る。
『スティーブもローディだって
手伝ってくれるだろーな！
ブルースにもお願いしよーかな！』
思いつく男のメンバーを言ってトニーもかなり焦ってる。
トニ「おい！わざとだろ！」
『じゃあ、手伝ってくれる？』
トニ「う、それは…」
『もしかして、動物嫌い？』
トニ「嫌いじゃない、ただ……好きでもない…」
ナタ「あら！兎？！」
騒がしさを聞きつけたのかナターシャが部屋に入ってきた。
足元を走り回る兎に微笑んでいる。
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ふーあ - みゆさん» コメントありがとうございます！暖かい応援のおかげで更新出来ます！これからも楽しんで貰えれば幸いです。 (2021年11月17日 21時) (
レス) id: 2adfbf82fc (このIDを非表示/違反報告)
みゆ - 応援してます！ (2021年10月5日 14時) (レス) id: 5b72cf47f9 (このIDを非表示/違反報告)
ふーあ - siriusuさん» コメントありがとうございます！ご愛読して頂けてとても嬉しいです！これからしばらくオリジナルが続きますが何卒よろしくお願いします！ (2021年8月3日 8時) (レス) id: 21523b5ffc (このIDを非表示/違反報告)
siriusu(プロフ) - 作品読ませて頂きました！とても面白くて占つくの中でもかなり好きな小説です！更新楽しみにしています！ (2021年7月30日 18時) (レス) id: 13d54f4ebe (このIDを非表示/違反報告)
ふーあ - 安仙任さん» コメントありがとうございます！亀更新＆不定期でグダグダな私ですが見てくれている方のために頑張れます！！ (2021年7月7日 1時) (レス) id: 21523b5ffc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふーあ | 作成日時：2020年12月13日 11時
